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週日記 2023.12.31

12/31 Sun.

「もう6時半だよ!」慌てて飛び起きた唯の声で目が覚める。朝6時にセットしていた僕のアラームが鳴ってくれなかったらしい。前日夜に「7時半に出発しないといけないから、7時に出るつもりで早起きしよう」と話していて良かった。7時半きっかりに家を出て、義母の実家がある神集島へ向かう。結婚以降は毎年この島で年越しをしていて、もう5回目になる。カーナビに頼らずともたどり着けるほどになった。島についてからは楓芽とマリオをしたり、散歩に行ったり、蒼空とおもちゃで遊んだり、家族の時間を満喫する合間に揚げ物やお菓子をつまむ。勧められるままお昼から缶ビールをあけて、「こんなにだらしなくていいの?」と心配になるほどの干物に仕上がってしまった。紅白歌合戦を観ながら書きはじめた、2023年最後の日記。綺麗に書きすぎたなあとか、この間も似たようなこと書いたよなあとか、書けば書くほど日記の答えが分からなくなった。前向きでも後ろ向きでも、本音を書けた日がいちばん嬉しくて、うまく書けなかった日には結構へこんだ。興味のない人には申し訳ないなあと思いながら「週日記の時間だよ◎」と書き続けた。ストーリーズにハートがつくたびにこっそり喜んだ。ネットの片隅で残り続けるこの日記は、僕にとって大切な栞になるような気がしている。確信はないけど大丈夫。もう酔いは覚めたから。

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