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週日記 2024/08/18 - 24

08/18 Sun.

お盆休み最終日。結果的に9連休だったのにお葬式と子守りしかしていない。子どもたちより僕の方が物足りなくて、あまり気乗りしていない唯を巻き込んで県民の森へ行った。できたての屋内遊具、自然に囲まれた涼しい場所、子どもたちの笑顔。道のりこそ長かったけど「来てよかったね」と唯が言ってくれたことがすべてだ。けれども晩ごはんのあとで「結局あんまり休めなかったね」と言うと「大生はずっと休みやったやん」と返されて、つい「休みとは思えないでしょ」と言ってしまった。少し時間を置いてから謝ったけれど、それは雰囲気を濁してしまったことへの謝罪で、根っこにあるモヤモヤはちっとも晴れない。どちらかが悪いとは思わないけれど、いつまで経っても訪れないインターバルを待たずして息が切れそうな気がした。オトウサンもオットも難しい。

08/19 Mon.

10日ぶりの出勤。さほど苦に感じることはなかった。頭が整理できるのはやるべきことが絞られているからで、そうじゃないから暮らしが苦手なんだと思う。やりたいことへの執念みたいなものがあれば何だって越えられるのかもしれないけど、僕には無理。考えるほど個人事業主に向いてない。今日も帰ってから楓芽を怒ってしまった。順風満帆な日記はつまらないと思うけれど、それと同じくらい沈みっぱなしの日記もつまらないよなあと思う。眠れない、というより眠る気分になれない夜は読書も捗らない。ナナフェスの支援を募るために何人かにメッセージを届けて、夜遅すぎたかなと少し悩んで、でも僕にはこの時間しか向き合えないと開き直った。ほんのり体調がわるい気がする。

08/20 Tue.

今日から本格的に新しいSNS運用の仕事がはじまる。今回のお仕事は学生に向けた市の就活支援のアカウントで、一昨年度に書いた企業紹介インタビューのお仕事と繋がっていた。改めて要領とフローを確認して、さあ取り掛かるぞ!と思ったのだけど、動画素材のダウンロードが一向に進まない。初回投稿が2日後になので早速大ピンチ。ダメもとで実家の弟に連絡してみると、我が家で7時間かかると言われた動画が7分で落とせた。ただ作業には時間がかかる気がしたので洗い終えた洗濯物を車に突っ込んで実家へ走って、コインランドリーで乾かしている間に仕上げた。最初の投稿さえ乗り越えられたら、心穏やかにお仕事できるはず。肩の力が少し抜けて、ようやく元気になってきた。

08/21 Wed.

子どもたちの寝相がわるすぎて、どちらかが必ず僕か唯のお腹を枕にして寝ているのだけど、これが寝起きの身体にとても堪える。痛いというより気分がわるい(怒っているわけではない)。起きてきた子どもたちに「おなかの上で寝らんでよ」とは言うけれど、彼らはもちろん無意識なので仕方がない。夜中に起きてぐずられるよりはずっといいと思うことにした。今週はじめからなんだか余裕がなくて苛立ちがだだ漏れしていたから、家事を一旦放り投げて楓芽と遊ぶことに時間を使ってみた。子どもたちが寝たあとに汚れた食器や散らかった部屋を見ると疲れが幾分増すのだけど、もう寝るためにはやるしかないので諦めがつく。おまけに子どもたちの前で「いま忙しい」と言わなくていい分、昨日よりも少し穏やかでいられた気がする。

08/22 Thu.

現調のために朝一で福岡へ。長崎県民ながら都市高の渋滞が少しずつ分かるようになってきた気がするし、三瀬峠から佐賀大和へ抜ける帰り道もナビなくして行けるようになった。移動中に市の担当者さんからSNSの投稿内容のチェックが返ってきていて、念のため車に積んでおいたMacBookは出番なし。家で晩ごはんを食べ終えると無事アップされていて胸を撫で下ろした。正直に言えば、僕はみんながみんな企業に就職しなくたっていいと思う。学生の頃から活躍の場を少しずつ広げて飛び立つ人もいるし、僕もそんな人生にしてみたかったな、なんて考えた時期もあった。憧れの会社や仕事に就く人もたくさんいる。ただ、夢もなければ理想もない。そんな気持ちのまま社会に飛び出さなければいけない人たちもいて、少しでも健やかに暮らすために選ぶ就職の道も立派だと思う。誰しも社会の歯車なのかもしれないけど、その姿かたちは一人ひとりの人生に合ったものであってほしい。毎週木曜日に届ける地場企業の情報に、そんな気持ちをこっそり乗せよう。

08/23 Fri.

昨年からチケットを確保していたディズニー・オン・アイスに行くために朝一で福岡へ。都市高の渋滞までデジャヴ。昨日よりちょっと車が多かった。蒼空が飽きちゃうから途中退席かなあと思っていたのだけど、手を叩いて喜んで終演まで満喫。その足でアンパンマンミュージアムへ行って、少し遅めのお昼寝をしている間に嬉野まで走った。今日の宿は子連れ向けのサービスに特化している旅館で、お部屋にすべり台があって、共用スペースにはおもちゃと600冊の絵本があって、温泉の床まで畳だった。転んでも痛くない!ご飯もおいしくて、温泉が好きな楓芽が「ここの温泉は気持ちいい!」と興奮気味で話していた。我が家に遅れてやってきた盆休み。ようやくスイッチが切れた気がする。

08/24 Sat.

朝から武雄まで移動して、メリッタKid's TAKEOで子どもたちと遊ぶ。家で遊ぶのは得意じゃないけど、こんなに広々とした場所で飽きる間もなくおもちゃや遊具が楽しめる場所があるのはいいなあと思うし、もう少し涼しくなってきたら自然の中でこういうことができればいいなあとも思う。ドライブパスがあったのでまた北上して佐賀大和まで行って、ゆめタウンで買い物をしてからプチ旅行は終わり。夕方はサッカーがしたいという楓芽と一緒にドリブルとパスを教えてあげた。尋常じゃないくらい汗をかいていたので「今日はもう終わる?」と何度も聞いたけど「もっとやりたい!」と言う。僕の役目はサッカーを教えることじゃなくて、この子の中にある気持ち的な枷を外してあげること。つい期待して口を出したくなる気持ちを抑える練習をしよう。

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