見出し画像

週日記 2024/10/13 - 19

10/13 Sun.

運動会で一生懸命な姿を見せてくれた楓芽に、仮面ライダーガヴの変身ベルトを買いに行く。僕と唯で買ってあげる予定だったけどうちの母が買ってくれると言うので甘えることにした。おさがりばかりの蒼空にも何かと思ったのだけど、1歳半には「これがほしい」という気持ちはまだ芽生えてなくてやめた。楓芽のときは「これだと遊ぶだろう」を何度も繰り返して、片付かない部屋に抱えなくていいストレスを感じていたからこれでいい。洋服もそう。だから近頃は意識的に果物を買うようにしている。スタバでコーヒーを飲むよりずっといい。そう思いながらほうじ茶クラシックティーラテをテイクアウトした。

10/14 Mon.

昨夜の飲み会で大ダメージを負った唯が家から出られなかったので、朝は子どもたちと母と買い物へ、夕方は子どもたちを連れてえがわ運動公園へ行った。僕とサッカーをしたい楓芽と、ボールがなかなかさわれずに抱っこをせがむ蒼空。どちらも叶えるためには蒼空を抱っこしながら楓芽と走り回るしかなくて、荒療治だけど肺炎終わりのいいリハビリになった。夜に仕事を終えてSNSを見ていると、楽しそうに踊る知人の投稿が流れてきた。彼らは僕よりひと回りくらい年上だ。僕の前の職場にも来てくれたことがあるのだけど、当時の同僚が「ああ見えて結構年いってるからね」と言っていたことを思い出す。何を誇示したかったのか、はたまた恨みがあったのかは未だに分からない。年齢なんてただの数字だ。僕はまだ自信を持ってそう言えないけれど、どう見えても、どれだけ年を重ねても、僕が思う人としての成長は続けたい。

10/15 Tue.

楓芽と同じ保育園に通いはじめて1ヶ月半、蒼空が初めて朝から泣かずに登園できた。厳密に言うと登園に抵抗はないのだけど、これまで僕や唯から離れるときにしがみついて離さなかった。成長が喜ばしい一方、それを少しばかり上回る寂しさがそっと押し寄せる。子育てにはそういう瞬間が多すぎる。仕事を終えて保育園へ迎えに行くと笑顔で駆け寄ってくるもんだから今日も頑張ってよかったなあと思えるし、家に帰ればテーブルに置きっぱなしにしていた朝食のパンを手に取って「あけてくれ」とせがむ。そうやって蒼空の相手ばかりをしていると楓芽が拗ねる。順番にお風呂に入れて、唯の帰りに合わせてごはんの支度をするのだけど、蒼空が足もとから離れないので仕方なくテレビに頼る。そんなの不本意だけど、つい怒っちゃうけど、この忙しなさが愛おしい。「お母さんのつくるご飯が一番おいしいけどね」だし巻き玉子を頬張る楓芽がボソッと呟いて、みんなで笑った。

10/16 Wed.

保育園のお迎え、同じマンションのTくんと時間が被って「一緒に遊びたい!」と楓芽がいう。ママさんがいいよと言ってくれたので、ごはんを作る間だけお言葉に甘えることにした。パスタが茹で上がる頃に唯が帰ってきたのでバトンタッチをして楓芽を迎えに行くと、子どもたちから「まだ早い!」と猛反対されて突き返されてしまった。立場が逆なら全然いい。ただ、たとえ相手方が同じ気持ちでも「じゃあ子どもたちの気の済むまでお願いしていい?」とはまだ言えなくて、だからと言ってそこまでの関係を急がなくてもいい気がしている。仕方なく3人で先にごはんを済ませて、それから改めて迎えに行かせてもらうことにした。いつも遊んでくれてありがとう。

10/17 Thu.

今日の帰りもTくんと同じ時間になって、次は我が家で遊びたいという。朝から唯と「今日は外食にしようか」と話していたので「30分だけね!」と約束をして遊ばせた。けれども、この時間帯の30分は体感5分。あっという間に約束の時間が来てしまって、楓芽もTくんも物足りなさそう。そりゃそうだよね。家を出るタイミングでおうちまで送ってあげると、楓芽が「ごはんも一緒に食べに行こうよ」と言い出した。気持ちは分かるけど、それは今度にしてくれ!楓芽がうっかり口走った「一緒にごはん」がTくんに火をつけてしまって、おうちの前で泣かせてしまった。大人の事情と子どもの気持ちはなかなか折り合いがつかなくて、遊びたい気持ちを中途半端に叶えてしまったことを反省した。2人が仲良くしてる姿は最高にかわいいから、メリハリも大事にしよう。

10/18 Fri.

来月にかけて佐世保、鹿児島、東京出張が決まる。どれも目的はちがうのだけど、僕を知らない世界に連れ出してくれるこの仕事が好きだ。ナナフェスが終わって時間に少し余裕が出てきたので、運用しているほかのサイトを更新したり、LINEもいつもより早めに返す。本を読んでいるとあっという間に日をまたぎそうになって、その先が楽しみだけど布団に入る。気づいたらまた詰め込むだろうな、というのは何となく分かってきたけど、それを無理に矯正するのもやめて、休もうと思ったときは休むことにした。いまはしっぽ文庫のインスタをもう少し動かしていきたい気分で、明日はまた別の気分。散らかる思考は健康の証。

10/19 Sat.

唯が仕事の土曜日。楓芽と蒼空の2人を見るのはいいのだけど、どうも年齢差的に遊びたいことや興味が噛み合わない。でも大人に相手をしてほしいのは一緒で、どこに行ってもどちらかが物足りない思いをするから、思い切って亮太(弟)に楓芽をお願いしてみた。2人はココウォークへ行くらしい。蒼空を連れて、子育て支援センターふるさとへ行く。2月の移動書店以来だった。1時間みっちり遊んで、帰りにはじっこ書店で武次さん・寺田さんとしばし談笑。疲れ果てた蒼空は腕の中で眠ってしまった。夕方は母と亮太と子どもたちとスタジアムシティへ行ったのだけど、歩くだけで楽しい。どちらも端くれのお仕事だけど、エンジニアとして図面を描いて、ライターとしてパンフレットを書いたのはきっと僕だけ。小さな思い出たちが彩る僕の人生は存外わるくない。

いいなと思ったら応援しよう!