週日記 2024.03.24 - 30

03/24 Sun.

朝から母と義母を迎えに行って、我が家で3日早い蒼空の誕生日パーティー。吉宗のお弁当、Le'Pangの一升パン、コアンコアンのケーキと大好物が並んで、蒼空には唯が手づくりランチを準備してくれた。選び取りで真っ先に電卓を選んだ蒼空だけど、ただ毎日を自分らしく生きてほしい。あまりある好奇心を失わないでほしい。豪勢なお祝いでおなかいっぱいなのに、ももさんが週日記を「読み入ってしまったよー！」と、楓太くんにお願いされていた画像を送ると「ちょーのくんにお願いしてよかった」と言ってくれる。偶然ながら1年半近く携わってきた遠藤周作生誕100年事業が今日の投稿をもって終了。ご一緒したキナさんからの「お疲れさまでした」も、投稿をチェックしてくれていた編集者のはしもとゆうきさんからの「めちゃくちゃたのしませてもらいましたー！」も、ぜんぶ受け止めたらこころまでいっぱいになった。作業してたら日が回って、今日感じた幸せ以上に家事が溜まっている。そんなときはB’zの『裸足の女神』を聴きながら明日に待ったをかけるんだ。

03/25 Mon.

先週金曜日に行った福岡での工事に向けて図面を描きはじめる。今回は建物で言うところの螺旋階段をつくったりする仕事。昨年6月にも似たようなものを描いたけれど、この手の図面は計算があって楽しい。つくづく自分が理系なのか文系なのか分からない。定時になると今年度3回目のボーナスが支給されて、大雨の帰り道も苦に感じなかった。お金の力は偉大だ。ここのところ蒼空のいたずらから目を離せなくて、楓芽がちょっと物足りなさそう。寝る前に昨日買ってあげた絵本を一緒に読んで「明日も読もうね」と言っておやすみをした。夜は楓太くんにお願いされていた画像づくりの続きに耽ける。ここのところ、仕事も子育ても、仲間とのいろいろも、すべてが楽しい。ただ夜更かしが続くとよくない気もするから、明日は早めに寝よう。楽しいときこそ自分のペースを大切にしたいから。

03/26 Tue.

連日の夜更かしが祟って楽しいはずの作図に集中できない。おまけに昨日からなぜか食べ物の味が薄く感じて、お昼に買ったチュロス系のパンが「ただ固い何か」にしか思えなくてまずかった。夜までこれが続いたら病院に行こうと決めて、楓芽を保育園まで迎えに行ったあとで寄り道してさかいの唐揚げを買う。幸い、唐揚げも唯がつくってくれた野菜炒めもおいしくて、薬を飲んでちゃんと休もうと家事を早めに済ませた。仕事も落ち着いて、さあ布団に入るぞ！と思ったところで読みかけの本を思い出す。結局終わりまで読み切ってしまって、時計を見るともうすぐ1時になろうとしている。きっとこれも自分のペースなんだけど、大切にしたところで体調はいとも簡単に崩れてしまうんだよな。どうか明日の蒼空の誕生日だけは、熱を出したり喉を痛めたりしませんように。

03/27 Wed.

朝から喉が痛くて、やっぱりか〜と落ち込む。ただ熱はなくて喉以外は何ともなかったから龍角散のど飴を買ってから会社へ行った。仕事はあっという間に終わってしまって、夕方は家族で近所のはま寿司で晩ごはん。今日1歳になった蒼空はいつの間にか食べ物を難なく食べていて、楓芽のときと同じで食べ物を口へ持っていくと際限なく食べる。きっと大きくなるだろうなあという気持ちと、0歳の育児が終わってしまった寂しさが入り混じる。次男の宿命というか、長男の特権というか、家にはある程度のおもちゃが揃っていて、プレゼント選びで長いこと頭を抱えていた。けれども、子どもたちにとって一番のおもちゃは、積み木でもしかけ絵本でもなくて、僕たちなのかもしれない。

03/28 Thu.

時間をかけて描いている図面と計算がぴったり合って、心の中でガッツポーズ！だけど今週は集中している分ほとんど会話をしていなくて、みんなに見えている自分と内側の自分に大きなギャップを感じた。思えば好奇心には素直に生きてきたけど、リアクションそのものはそんなに大きくないかもしれない。夜はもりきょんとお互いの壁打ちをして、それでもここ数日より1時間くらい早めに布団に入った。明日行けばお休みで、ようやく髪が切れる。待ちに待った本屋さんのフリーペーパーも手に入る（？）。雨ばかりで嫌気がさしてしまう毎日も楽しみがひとつあれば生きていくには十分で、マンションのオートキーが反応しないとか、久しぶりに見た占いが最下位だったとか、そんな瑣末なことはぴょんと飛び越えられそう。そう思えるほどの図太さはいつまでも失いたくない。

03/29 Fri.

今日も設計するのが楽しくて、あっという間に定時を迎える。今週はかなり頭を使ったから、自分でも驚くほど疲れてしまった。保育園に楓芽を迎えに行って、担任の先生に挨拶をしてから退園。寺田さんがNEKOkke（4書店合同のフリーペーパー）を家の近くまで持ってきてくれたので受け取った。yoriyori（長崎市広報広聴課）以来のフリーペーパーで、懐かしさも相まって嬉しい。唯の仕事も遅くなったので外食にして、帰り際に「お風呂って予約してないよね？」と言われたので「19:30に沸くようにしてるよ」と返すと「ええ！さすが！」と言う。調子に乗って「惚れ直した？」と言うと「やば〜」と笑ってた。前はこんな小ボケをたくさんしていた気がして、ちょっとだけ懐かしい。この懐かしさが消えちゃうくらいボケよう。

03/30 Sat.

朝から唯と蒼空を保育園へ送って、楓芽とle'pangでお昼に食べるパンを買って、それから楓芽が楽しみにしていたサッカー。久しぶりにトレシューを履いてみると僕まで夢中になって、先に疲れた楓芽の横でリフティングをしたらなんだか気持ちがすっきりした。子どもが生まれてから「お買い物＝楽しいもの」「本屋さん＝楽しいもの」と僕たちと子どものわがままを半ば強制的に繋げることだけは上手になってきたから、今度は「運動不足の解消＝楽しいもの」にしよう。大人側の理由がリアルでちょっぴり恥ずかしいけど。それから僕と楓芽と別々のお店で髪を切って、壊れたドライブレコーダーの修理とタイヤの交換をお願いして、お昼寝終わりの蒼空を迎えに行ってひと息つくと夕方になっていた。僕が預かっていた雑誌たちを受け取りに、もうすぐ東彼杵帰りのもりきょんがやってくる。明日は鳥栖まで羽を伸ばして、夜は和美さん家で土井首会。毎週のように「もう土曜日かあ」と思うし、「もう夜かあ」とも思うから、もう週日記じゃなくて瞬日記。瞬く間に人生終わりそう。