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週日記 2023.09.24 - 30

09/24 Sun.

運動不足が深刻だなあと思い立って朝5時からランニング。寝起きの体に鞭を打つ、というよりは昨日のBBQが尾を引いて喉の乾きがすさまじかった。車検のためにライズを預けて、それから我が家4人と、母と弟と祖母と時津までお買い物。お昼に贅沢なランチセットを食べて、夜はピザをとった。深刻なのは食欲の方かもしれない。車検はすんなり通ったけど、いよいよ健康診断で引っかかる気がする。

09/25 Mon.

バイクで浴びる風がいつの間にかひんやりしていて、朝夕はだいぶ秋めいてきてるなあと思う。秋は夕焼けがいつもより少し遠くに見えて、肌寒さが寂しさを掻き立てて、だから誰かと話したりする時間が恋しく思えてしまう。あっという間に冬になってしまう儚さまでひっくるめて、僕はこの季節が大好きだ。残暑を振り払うようにTRIPLANEの『遠く吹く風』を聴く。

09/26 Tue.

14時を過ぎてから急遽門司まで出張……とは言っても工具や部材のおつかいなのだけど、往復6時間の運転はさすがに堪えた。この時間を誰かとのおしゃべりに使えたらなあと思う。夜はあかねちゃんと燻ってるアイデアの話をしながら「旗を振る役から一歩引いてるよね」と頷きあった。その配慮が表現の可能性を閉ざしてしまう要因だとしたら、これほどまでに勿体ないことはない。だから「旗は積極的に振ろう」と話をして、クリエイティブな欲求には素直になることにした。僕らが一緒にやりたいと思える友だちとは、できないことはできないと言える関係性を築いているのだから。

09/27 Wed.

蒼空のハーフバースデーに合わせて、唯がスタジオで写真を撮ってきてくれた。毎日のように成長を感じて喜ばしい反面、一瞬で過ぎゆく成長の証に寂しささえ覚えてしまう。寝返りができた日の感動は、例えば3人目を授からない限りもう味わえないのだ。夜に図工カフェの準備をしようと思ったけれど、広辞苑を1人で引き続ける体力が残ってなくてmakijakuさんに付き合ってもらう。話してみると体力の話じゃなくて、言葉選びがしっくり来ていないだけだったらしい。気づけばあと10日ほどで当日を迎えることに驚きを感じながらも、どこか大丈夫だと安心している自分がいる。これはきっと驕りじゃなくて、makijakuさんともりきょんへの信頼なんだろうな。

09/28 Thu.

運動会を2日後に控えた楓芽が体調を崩す。元気はあるけれど咳が止まらなくて、だけど布団で寝かしつけると5分も経たないうちに眠ってしまった。まだ20:30だというのに。眠りを妨げないように部屋の電気を消して、予定していた仕事を明日に回した。かけっこの練習では、友だちにぶつからないようにみんなが走り出してから走るらしい。「前の友だちを引っ張ってでも一番にならんば!」。25年前、いまの楓芽とまったく同じことをした僕に祖母が言い放ったひと言が脳裏に浮かぶ。今になってその気持ちが少しだけ分かった気がした。

09/29 Fri.

11月に予定していた大阪旅行とお遊戯会の日程が被ってしまうことが分かって、渋々予約をキャンセルする。知ったときこそ家族全員で落ち込んだけれど、次の瞬間には夜ごはんの話になって忘れてしまう。これはきっと我が家の強み。明日の運動会に備えて楓芽とかけっこの話をしていると、一緒に走る子のことを「でも〇〇くんは仲良しなんだけどなあ」と言う。僕も当時は同じことを思っていた。楓芽のかけっこと、僕の場所取りが上手くいくことを願いながら眠ろう。明日が2人の運動会デビューだ。

09/30 Sat.

場所取りに成功した運動会、張り切って挑んだかけっこは3番。けれども友だちとぶつからないように避けていた楓芽はそこにはいなくて、僕たちの目の前で自分の殻を破っていく姿はとても誇らしかった。この子は気持ちが優しくて、外で気を張って、きっと僕たちが知らないところで色んなことを考えながら暮らしている。今日が楽しみで5時に起きてしまったことも、終わったあとにスタバのキッズミルクをおねだりしたことも、そして直前に体調を崩して心配をかけさせたことも、そのどれもが楓芽の成長の足跡だ。

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