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週日記 2024/12/29 - 31

12/29 Sun.

課長宅で明け方4時に寝て、8時に起床。朝食までご馳走になって、それから唯におつかいを頼まれていたので先に帰らせてもらった。楽しかった、また行きたいな。今日は唯が忘年会だったので、夕方までのんびりして、送迎ついでに夢彩都で蒼空のおもちゃを買った。どちらかというと楓芽の方が喜んでいて「蒼空くんと一緒になら楓芽も使っていい!?」としきりに聞いてくる。この子はしっかりしている分、僕たちの要求が高めになっているけど、こういう瞬間に「そういえばまだ5歳だよな」と思う。でも5歳にしては口がうまいから、しょっちゅう「何ねその言い方は!」と叱る。でもその言い方が僕たちのものだと言うことも知っているから大人は卑怯だ。

12/30 Mon.

結婚してから年末年始は義母の実家で過ごしているのだけど、楓芽が義母と一緒に1日早く帰省するという。まあいいよ、と送り出したのはいいけれど、夜になって蒼空が急に元気を失った。少し涙も出ていて、唯が「熱が出る前かな?」と心配しているけど、ついさっきまで僕と元気に遊んでいたからそうじゃない。どうやら楓芽がいない実感が湧いてきて寂しいらしい。大晦日に泊まって元旦に長崎へ戻る僕たちは、今日からいなくなって2日に長崎へ戻る楓芽をもう待ちきれない。

12/31 Tue.

お昼の便で義母の実家がある島へ向かう。港に着くとにこにこの楓芽が出迎えてくれたのだけど、島のおじいたちと戯れている。たった1日預けただけですっかり島の子になっていて、この子の適応能力には驚かされてばかりだ。一緒に入ったお風呂で「今年最後のお風呂だからきれいにしないとね」と言うと「じゃあ2025年のお風呂はもっと進化する?」と返ってきた。お風呂は進化しないけど、もっと進化する楓芽をずっと見てる。『ワンルームワンダーランド』(編著・落合加依子、佐藤友理)をようやく読みはじめたからなのか、うちの中から聞こえてくる声に耳を澄ませられる気がする。日記を続けて今日で2年、もうやめちゃおうと何度も思った。でもやめられなかったのは、忙しなさを言い訳に子どもたちと向き合えていないからで、何も続けられない僕にとっての唯一で、読んでくれる人がいるからだ。僕にとって生きるとは、仕方のないことに抗い続けること。何度も繰り返してきたこの言葉の意味を探す人生は明日からも続くだろうし、今日終わるかもしれない。だから今は、死ぬまで書き続けたいと思う。

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