【お知らせ】現代書館さん『共感覚の魔女:カラフルな万華鏡を生きる』の「あとがきにかえて」を執筆いたしました
みなさんこんにちは、長南です。
今日はみなさまにお知らせがあります。
現代書館さんから蜜猫コノミさんの本『共感覚の魔女:カラフルな万華鏡を生きる』が11月下旬に発売されるのですが、「あとがきにかえて」の部分を私が執筆させていただきました。まだ書影ができていないので、近刊情報、X(Twitter)での告知を掲載したします([2024-10-29 Amazonさんのページができたのでリンクを貼りました])。
私のことをご存知の方は商業出版でUbuntuやRaspberry Pi関連の記事を書いているのをご存知かと思いますが(プロフィールページ)、今回ははじめての人文・文芸分野での寄稿となります。テクニカルライターも悪くないのですが、物書きなら一度はガチの文系分野の仕事をしてみたい(そう思っているのは私だけかもしれませんが)、その妄想を実現した形となりました。
書籍のセールスポイント
今後現代書館さんからチラ見せ企画がありそうですが、公開されている情報からひとつセールスポイントをあげると、
ということです。
芸能人や有名人のエッセイって150〜200ページくらいで、中身も半分以上ゴーストライターが執筆するのがお約束で、本を読む私達も「芸能活動の一貫」であることを前提に忖度した読み方をしてしまうのですが、今回の本はそういった「なんちゃってエッセイ」とは違って全編に渡って蜜猫さんがガチな形で執筆されています。
なんなら当初は500ページくらいにまで膨れていたものをシェイプアップして416ページにおさめた形です。そしてこれだけ分量が多いなかでもエッセイらしいさわやかな読書感があるのが魅力だと感じています。
ほかにもセールスポイントはあるのですが、現代書館さんの企画ともからめて何回かにわけてお知らせしていきたいと思います。
どんな「あとがきにかえて」を書いたのか
そんな蜜猫さん渾身の本なのですが、先日「フクロウのかまど」にお伺いしたときに「あとがきどうするか悩んでいる」とおっしゃっていました。
私の感覚だと「あとがき」といえば、特にライトノベルで熱心なファンが本編よりも先に読んでしまう、ある意味オイシイところで「私でよければいくらでも書きます!」と立候補して書かせてもらった形になります。
本当だったら本編を邪魔しないように、フランス料理のフルコースでいうデザートのような形が良いのかなと思っていたら、編集さんのリクエストに応えているうちに想像以上に「ガチな内容」になってしまいました。どうしてこうなった(嬉しい悲鳴)。
魔女文化の歴史を語る書籍では中世の魔女狩りやセイラムの魔女裁判に力点をおいて語られてることが多く、その代わりに1970年代くらいまでのことしか書かれていないのですが、それ以降の今を生きる私達につながりのあるムーブメントを俯瞰的ですが紹介させていただきました。そのあたりも楽しんでいただけたらなと思います。
発売は11月下旬
そんな『共感覚の魔女:カラフルな万華鏡を生きる』ですが、発売は11月の下旬予定とのことです。全編のゲラを確認し「あとがきにかえて」を執筆した私でさえ楽しみな本です。また私のnoteで販売促進的に取り上げる予定ですが、みなさんも楽しみにしていただけると嬉しいです。