インドネシア#11 ガス窒息死しかける
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前回までのあらすじ
幼なじみのA君と無計画インドネシア旅!ネコのうんちコーヒーを飲んで力みなぎる状態でマランへ到着。カラフルな町、軍事基地で大暴れを経て、バニュワンギへ到着。コンビニの店員は口笛吹いてるし、カップラーメンの作り方はおかしいし、、、バニュワンギは何かが違うw調子に乗って髪まで切ってしまった。。
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インドネシア6日目
それは、人が寝静まった頃のことだった
ホテルを午前1時ごろに出て、旅行会社の黒い車で高度の高い場所へ向かった。
今宵、インドネシア旅行の一大イベントが始まることになる
それれは、山登り。って言っても、普通の山じゃなく、火山
【イジェン火山】現在も活動中の活火山。頂上付近はガスが蔓延しており、ガスマスクを着用しなければならない。
、、、ガスマスク、、いよいよ普通の観光客じゃなくなってきた笑笑
やまのふもとに着き、車を降りるととても寒いことに気がついた。
高度が高い場所だから気温が低く、冬なみに寒かった
「Nachos大丈夫その格好ー?」
「いや、さむすぎるからマフラー買う!」
山に本格的に登る前に小屋で防寒用のマフラーと、空腹用のチキンを買った
と言っても、すでに空腹だった僕たち二人は山登り初めてすぐに食べ始めていたw
ガイドが一人、僕たち日本人が二人、ヨーロッパ出身の男性が一人、ロシア人の大柄な男性が一人(この人はかなり怖い雰囲気でやばかった)
この5人をチームとして山を登る
うしっ!!
山登りが始まり、歩いていく、時刻は3時ごろ、あたりは真っ暗でみんなヘッドライトつけながら歩いていた
そんな中、チキン食っておしゃべりしてる僕とAくん
「このチキンうめーー!!!」
一瞬で食べ終わってしまうほどに美味しいチキンは、食べた後が問題
骨の捨て場がなかった
(どうしよう。。)
二人で目を合わせる
近くにはガイドと二人の男性。
まず最初に僕がそのチキンの骨をみんなの目を盗んで遠くへぶん投げたwww
A君、爆笑
そして次にA君もみんなの目を盗んで骨を遠くへぶん投げた
※こういう行為は絶対にやってはいけないです。
僕はこの投げた骨を回収しに行きたいです。。。
長いこと歩くと、山頂へ到着!2386mって結構大変やわ!
でもここからが本番。笑
近くから煙が上がってる
「ブルーファイアだ!!!!」
僕らはこの火山の溶岩を見にきた!そして神秘的な体験をしよとしていた!
しかし!!!!
この青い炎の周りには煙が立ち上り近づくと目が痛くて涙が出るわ、呼吸困難になるわ
そしてある時とんでもない量の煙が僕らに襲いかかり、僕たちは30秒ほど呼吸ができなくなっていた
「ゴホッゴホッ」
(空気が吸えない!!どうしよう)
(早く空気が吸えるところに行かないとこのまま死んでしまう、、!!)
その瞬間ふと煙が消え、酸素を体に取り込むことができた!
本当に死ぬかと思うほど、苦しい煙でしばらく二人は動けなかった、、
この時には既にガイドの人とはぐれ、僕らは二人だけで煙の中をさまよっていた
「どうしても青い炎の写真撮りたいのにこれじゃ近づけない、、」
「どうする?ここまできたけど諦める?」
そんな時に
僕ら担当のガイドが突然目の前に現れた。
「おお!!お前たちこんなとこにいたか!!おい、写真は撮れたか?」
「いや撮れてないです。。。」
「そうか!じゃあ俺にケータイ渡せ!」
え、大丈夫かなと思いつつもそのガイドに、A君はスマホを渡した
数分間そのガイドは帰ってこなかった。
ま、まさかケータイを取るために騙されたのか!?!?
そんなことを考えていると、煙の中からまたそのガイドが現れた!
「とってきたぞ!確認しろ!」
wowwwww
すごい。綺麗に写真を撮ってきてくれた。
ありがとう、僕たちも目でこれを見てはいたけど、うまく写真に収めることはできなかった
喉がもうガラガラで
呼吸するだけで疲れる、、
その場所を離れて帰りの道を辿っていくと朝日が昇り、視界が開けてきた
さっきまで闇の中でこの煙と戦っていた
でも朝日が昇ると美しい景色が待っていた
正直ブルーファイアなんかよりもこの朝の景色の方がよっぽど美しい
でも確かに地球で偉大だな、神秘的だなって感じることができた
全身で地球を感じる
そうすると自分から悪いものが抜けていく感覚になる。
続く
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