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タイ徒然日記 〜タイ語で多読マラソン②

どうして多読を始めたのか。

聞き取れない、喋れない。でも単語は結構覚えたと思う…。

なら読んでみる?

そんな気持ちから始めたリーディング。絵本くらいは読めるでしょ、と開いてみたら。

読めない。


タイ語は句読点がないので、どこが単語の区切りかも分からないものもあり、見ただけでしんどい。読める所もあるけれど、訳せない。

え? これ何歳向けの絵本?

3歳、4歳が読むような文すら読めないの?


なかなか傷付きます。一生、私はタイ語を話すことも、読むことも出来ないまま死んで行くに違いない…と、ちょっと涙目になりました。

腐りかけましたが、とりあえず読む事にしました。絵本なので、知らない単語も少なく、調べるにしてもそれ程多くはないので、分からない言葉は調べて、絵本に書込みました。

少し慣れてきてから、「イソップ寓話」や「グリム童話」などの童話集を選びました。理由は、1話が1ページから多くても3ページととても短く、もともと知っている話が多いので、訳しやすいと思ったからです。

この頃までは、知らない単語は調べて書き込んでいました。書き込んでも忘れてしまうことが多いのですが、この単語、「この前も調べたよな~」と、調べた事を覚えてただけマシだと思ってやっていました。

子供向けの本なので、分かりやすい言葉や文が多いです。
絵本が読めず涙を流した日もありましたが、慣れれば児童書も読めるようになるもんだなぁ…と。
童話集を2冊読んだ次に選んだのは、小説。

これでやっとバッグに入れて持ち歩いても恥ずかしくないレベルまで来ました。俄然やる気も上ります。

記念すべき1冊目は、結城真一郎さんの「真相をお話しします」を選びました。短編集だったのが、決め手となりました。グリム童話で自信がついていたので、楽勝と思って2冊目も選んでいたくらいでした。

読めませんけど、どうして?

やたら文章も長く、よく分からない固有名詞も増え、どう訳したら良いのか分かりません。一気に自信喪失。やる気ダウンで、本を開く気持ちもなくなりました。

再び腐りかけましたが、目標を変更しました。
訳さなくても良い。知らない単語も調べなくて良い。

ただひたすら、文字を追う。

読み切ることを目標にし、忍耐力のトレーニングと思うようにしました。単語がわからないので、当然意味も分かりません。文章の意味が分からないので、当然、話の内容も分かりません。分からないまま、ただひたすら読み続ける。タイ語をたくさん目にすることに慣れるようにしました。

目標は自分の出来そうな内容にすることで、長続きします。

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