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エンターテイメントの難しさを感じた日 - 『RAGE VALORANT 2022 Spring』

『RAGE VALORANT 2022 Spring』を見物しに行った。

100回目の言及になるが僕は『VALORANT』プレイヤーではない。知り合いが4人1組で見物しようとしていたところで予定外に一席空きが出てしまったらしく、急遽僕が穴埋め要因として参加することになった。プレイヤーでなくとも最近の『VALORANT』の動向は凄まじいし、一体どんなイベントなのか興味もあったので、ワクワクしながら行った。

『RAGE』のプレイヤーリスペクト精神の高さ

無思慮な人々から「ちょもす」を反サイゲームスや反eスポーツイベントのシンボルとして不正利用されることは未だにあるんだけれど、僕自身はずっと『RAGE』はプレイヤーリスペクトの精神に長けた神イベントだと言い続けている。

4年前の僕は良いことを言っていて、金をかけただけじゃ絶対にこうならないと書いている。本当にそう。例のアレがあってファミ通appの動画に出れなくなった直後ですら、『RAGE』いいじゃん、すげえじゃん、と言っている。

今回の『VALORANT』のイベントからも選手ファーストの精神をひしひしと感じた。「どうしたら選手をかっこよく演出できるか」ということがすごく考えられている。登場がかっこいいし、選手のエモーショナルな瞬間の切り取り方が素晴らしい。試合のカメラワークは言わずもがな。そういう「カッコイイ」とか「オシャレ」を演出できてるからこそ、観客もこんなにオシャレな美男美女ばっかりになるし、プロゲーマーに憧れる少年少女が生まれるんだろうと思う。

何処を見てもオシャレ大学生ばかりだったし、男女比も6:4くらいだった。本当に時代は変わった。見かねて横にいた友人が「アニメ系のライブは男女比8:2くらいだから匂いが厳しいんだよね」と言ったのが印象に残っている。

これは100%余談だが、昔『Shadowverse』を配信していて腹が立った時に、ただの八つ当たりとして「RAGEの仕掛け人、CyberZ取締役 大友真吾許せねえ」と言いながら氏の顔写真を無断使用して右下で明滅させる、反社会的な配信をしていたことがある。大友氏はその蛮行を知ってか知らずかTGSやらOPENRECやらでめちゃめちゃ僕に向かって丁寧に挨拶してくれて、「めっちゃいい人じゃん……」となり自分の素行を恥じた。僕ごときを認識しているのだ。ただ物ではない。僕の『RAGE』推しの源流はここかもしれない。

エンターテイメントとしての『RAGE』

一方で、『RAGE VALORANT 2022 Spring Day2』は僕にとっては少し物足りないと感じる部分もあった。

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