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最強までの過程、最強からの過程

TFTのset14を遊んでいる。楽しい。今パッチはARCANE(『League of Legends』のキャラクターの物語を描いたエモいアニメ)とのコラボセットなのだが、ARCANEのフレーバーを感じられるポイントが随所にある。何がネタバレになって何がネタバレにならないのかもはやよくわからないので詳細は伏せるものの、とにかく良いし、ゲームとしても楽しいので、今のTFTは結構おすすめできる。

そんなTFTなのだが、僕が今気になっているのは、試合終了後のオーグメントの表示を消したことにある。TFTに馴染みのない人にこれが何なのかを説明すると、試合終了後に特定のデータを表示しないことによって、データをスクレイピングして膨大なデータから勝率を導き出すようなムーブを拒否した、ということだ。

こうした試み自体は何パッチか前にもTFTはやっていて、開発者のMortが「どいつもこいつもデータサイトを見て"正しい"構成をコピーして戦うような状態はクソ(要約)」とSNSに投稿した上で諸々のデータを隠すようにしたのだが、少なくないプレイヤーから「上位プレイヤーや回数をこなすプレイヤーの秘匿主義が正当化されてしまうため、ゲームの公平性が保たれない」など、多くの非難を浴びてデータを公開するように戻したという経緯がある。一度そうなったにも関わらずまたデータ非公開の流れを持ち込むMortは、これは明らかに今のTFTにおける「データを見て"正解"のプレイを模倣する」遊び方について、納得がいっていないということを示している。

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