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フリーランス契約後10日でクビ宣告された話

先日、とあるスタートアップ企業から唐突に契約解除された。

要はクビである。

正確にいうと更新から10日で解除を宣告された話になる(若干タイトル詐欺ですみません)

契約の前提

まず前提となる契約というのが、エージェント経由で以下の通り。

契約形態:準委任契約
業務内容:システム開発・運用
契約期間:3ヶ月
出社頻度:週3
単価  :内緒

細かい業務内容については契約前に商談で口頭で説明を受けたのみ、「いろいろシステムに問題があるからざっくりと要件を聞いて開発までやってほしい。あとPMをやってほしい」くらいの本当にざっくりの内容だったと思う。あとコミュニケーションを重視したいとの先方からの要望で、週3出社がマスト条件となった。(本当はフルリモートを希望してたけど妥協)

いろいろシステムに問題があるってなんだよって感じだが、相手の人柄が良さそうなのと単価が良かったので悪くないかなと、最終的に心の中でキルアが「ふーん、面白そうじゃん」って背中を押すのでオファーを受けることに、ただPMは専門ではないし経験がないのでプロジェクト推進はクライアント内でリードして欲しいとお願いした。

早速丸投げ放置

初日はオフィスに出社して情シスからMacBookを受け取り、席に案内された後は自主的に資料の読み込みをして過ごしていた。暫くするとプロジェクト責任者の麻原(仮名)がやって来てお互いに挨拶、ミーティング席に移動してプロジェクトの説明や現状の業務とシステムの説明を簡単に受けて初日を終えた。

しかし翌日以降からは麻原からのアクションは何もなかった。

一体プロジェクトをどうやって進めていくつもりなのだろうか。他のプロジェクトメンバーはリモート勤務のためオフィスにいない。このままじっと待ってるわけにもいかないので、こちらから麻原に1  on 1をお願いすることに。

我々はミーティング席に集まり、プロジェクトの進め方について話し合った。そして麻原から出た言葉は、

「自由にやってください」

まさかの丸投げである、そんなド直球は見たことがない。

ちょっと待て、プロジェクト推進はあんたらが主導するんじゃないのか。(普通はプロパーがやるだろ)それにコミュニケーションをとるために約束通り出社してるのになぜ他のプロジェクトメンバーはリモートなのか。

いろいろとおかしい。現場入りして1週間で大きな違和感を覚え始めた。プロパーに全くプロジェクト責任者としての当事者意識がなく、そもそも要件すら出てこない、ざっくりところではなく何もないのだ。このプロジェクトは一体何を目的としているのか、それすらわからなかった。

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