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今後の為替について

 FRBのパウエル議長が、政策調整の時期がきた、すなわち利下げを行うと、今晩述べていましたね。

 他方で、日銀は先月利上げをしました。いままで、金利の低い日本でお金を調達し、海外で投資を行う流れとなっていましたが、日米の金利差が縮小すれば、自然と日本から海外に流れていた資金は、日本に還流する方向性に進むと思います。

 パウエル議長の発言を受けて、さっそく円が数円高くなっていました。実際、どこまで上がるのかは分かりませんが、口先だけでこれだけ下がるのであれば、実際に米国が金利を下げたら、さらに円高に触れるのは間違いなさそうです。

 そして日本ですが、果たして金利を上げられるのかですね。前回は、わずかに上げただけで日経平均が4000円近く下落したわけですから、利上げはしたくても、金融当局としては、相当慎重になることが予想されます。

 個人的には、なかなか利上げには踏み切れないのではないかと思います。しかし、米国は金利を下げてくると思いますので、その時期が日本円貨決済で米国株を現物買いするタイミングかもしれません。

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