アメリカでも複雑ゴチャゴチャカレーを食べたい!!
こんにちは、ちょです。
いつもは【要領の悪い留学】シリーズをお届けしてますが、今回は番外編。
noteの#うちのカレーに参加してみたい!
料理スーパー雑だけど、やってみよう!
と思い書いてみます!
満足できるカレーはどこにある?
アメリカに来てから1週間後に思った「日本のカレーを食べたい」。
ホテル暮らしが続いていたので、スーパーで見つけたカレー弁当、
その名も"Indian Bento"これで$10ちょっと (約1400円)。
申し訳ないですが、純日本人の僕にとっては、これじゃないって味。。。
これでは、カレー欲が満たされませんでした。
外食も高い街サンフランシスコでは、検索すれば確かにカレーのお店は出てくるものの、
高いお金を出して挑戦するほどの余裕はありませんでした。
後に家が決まり、炊飯器を買って、真っ先に作ったのが、日本カレー。
ただ、具を炒めてルーを入れただけのカレー。
確かに美味しかったのですが、
日本にいる頃は色々なものを加えたり、
複数のルーを混合したりして作っていたので、何か物足りない。。
日本のスーパーで手に入るものが100%は揃わないものの、
あの頃みたいに雑多な自分のカレーをアメリカでも作るためにレシピを考えてみました。
料理お詳しい方からしたら、ツッコミどころ満載のお料理かもしれませんが、僕はしっかりおかわりするほど、満足しています◎
材料 (食いしん坊にとっては3食分)
カレールー 3/4箱(S&Bゴールデンカレー大辛、アメリカでは市中にこれくらいしかルー売っていません。)
スパイス類
カレー粉 大さじ1
ガラムマサラ 適量
赤唐辛子 適量
黒胡椒 適量(以上、McCormick、普通にスーパーで売ってるやつ。)
生姜 1片
ニンニク 1片
じゃがいも ミニサイズ6個
(しなびた)ハラペーニョ 1本(そりゃあ新鮮な方がいいさ)
牛肉 (前日に特売で買ったアメリカンサイズを切って冷凍してたのさ)
玉ねぎ 半玉(でかいから!)
マッシュルーム 6個分くらい
野菜ジュース 341mL/缶1本分(今回はV8 low sodiumという減塩タイプを使用。無塩のやつの方が、塩加減調整しやすくていいかも。売ってないけど。)
ほんだし 小さじ1~2(出国前に、吉備団子が如く持たされた神器の一つ)
水道水 500mL (カリフォルニア州の水は日本の水道水とそんなに硬度が変わらないらしい。現にこれまでお腹壊したり、お茶や味噌汁作って違和感を感じたことがない。)
オリーブオイル(サラダ油がなかったので)
方法
(1) 生姜とニンニクを小さく刻んで(おろし金があれば、擦りたかったけど、まだ持ってない)、温めたオリーブオイルにカレー粉とともに投入して、狐色になるくらい火を通す。
(2) 切った玉ねぎを入れ、飴色になるまで炒める。
(3) 牛肉とマッシュルームを入れて強火でしっかり火を通します。
(4) じゃがいもとハラペーニョも入れてあげてください。
「密だよ」とか言わずに、優しい気持ちで軽く火を通します。
(5) 強火のまま、水道水500mLを加え煮込みます。湯気が出始めたら中火にします。そういえば、外山滋比古さんが著書の中で「見つめる鍋は煮えない」という話を書かれていたので、鍋の中は見て見ぬふりをします。
灰汁については、とりたいだけ取ればいいのではないでしょうか。
僕は目に余るやつだけとる、そんなずるい男でした。
(6) 灰汁とりって疲れますよね、わかりみが深いわー(現実で声に出したことない日本語)。
もういいやというとこで、ほんだしを入れましょう。今回は小さじ2を入れます。
そういえば、まだ、サンフランシスコ来てから、鰹を食べていません。
鰹をたたいたり、焼きを入れたり、色が変わるまで煮たい、、誰しもそんなドSな一面があるものです。
じゃがいもが煮崩れしないようにコミュニケーションを取っていきましょう。"Keep in touch"と書かれたビジネスメールをよく貰います。
(7) じゃがいもがOKということでしたら、火を止めます。
沸騰が落ち着いたら、カレールーを加え、ゆっくり混ぜ溶かします。
小麦粉は沸騰水中では凝集しやすいというのはなんででしょうか??
多分、水が少なくて完全には溶けないと思います。これも人生です(?)
(8) ここに野菜ジュースを入れていきます。すると、水量がカレールーの至適量になるはずです。ならなかったら加水しましょう。
ゆっくりかき混ぜ、ルーは溶かしましょう、跡形もなく。
ここからは栄養が少しでも壊れぬように、中火以下で煮込みます。
(9) 好みで胡椒や唐辛子やガラムマサラを入れましょう。
日本にいた頃、某カレーチェーンで「とび◯スパイス」みたいなのをめちゃくちゃかけてドン引きされました。
「でも周りの目を気にしない、図太さが必要だぞ!」
スパイスたちはそんな感じで囁いてました。
(10) 5分くらい煮たら、一度、コンロから退避させ、休憩です。
(一晩寝かせたら美味いというのは、温度を一度下げる過程が重要だと聞いたので、なんちゃって寝かしつけタイムです)
IHコンロの予熱を使えば、ゆで卵が作れます。
検査基準上、生卵が推奨されないアメリカでは、選択肢が限られます。。でも、人生は無限大です。
(11) 流行りのパワーナップからカレーが起きたら、再度、中火以下で暖めてあげましょう。
そういえば、おたま持ってないなと一週間前と同じことを思いながら、炊き立てご飯に盛り付けましょう!!
(12) 「うまくできてるなー」そう呟けば、これで今日からあなたも松重豊です。
そして、大将になったつもりで、少しはにかみましょう。
という訳で、独演劇「カレー」はこれで終了です。
ケチャップどーーーーーんみたいな単純な味じゃなくて、出汁や野菜の旨味やスパイスのキレを楽しめる複雑な味ができました。
実験ノートは重要です。
研究業界、大事なものは何か?と聞かれたら、ランキング上位に来ること間違えないのが実験ノート。
たまには家庭でもとりましょう。ほらいい感じ!
暖かく読んでくださいましたか?赤外線のように。
料理素人、一人暮らし、めんどくさがりや男が、勢いで作っているので、
最初にも書いたようにツッコミどころが多いかと思います。
「あれもこれも入れすぎ!」とか。
これはこれで、シンプルじゃない、狙い通りのゴチャゴチャした味になって、満足していますが、
ぜひ、アドバイス等頂けますと、次のカレー作りがより一層楽しみになりますので、よろしくお願いします。
いつか職場の人に振る舞えたりしたらいいなぁ。。。