地元で起業日記
第二章 営業と俺
⑧大学を卒業して営業会社に
⑨「ダイレクトセールス」ってこういう事なんだ(会えなきゃ始まらない)
⑩反響案件はいりません!
⑪24時間いつでも電話して良い上司
⑫尊敬する社長との出会い
⑬「強い商品力」と「強い営業力」
⑭メンタルダウン
~起業準備から稼げるようになるまで~
僕は現在38歳で奥様と4歳の息子の3人家族。これから不確実な時代の中でも自分の力で稼げるようになりたいと地元で起業を目指している。起業準備中の今、なぜ僕がサラリーマンを辞めて地元で起業を目指したのかを過去を振り返りながら書いておこうと思う。そして起業前のリアルな試行錯誤を2週間毎に更新して、稼げるようになるまでの出来事や様子を書き留めておこうと思う。いつか僕と同じ様に自分の力で人生を歩もうとしている人に、少しでものお役立てば嬉しいと思う。早く稼げるようにならなければという焦りは勿論あるけれど、方向性を間違わない為に自分のrootsと向き合う事も大切。まず1年間を目標に更新していきます。
第二章 営業と俺
⑧大学を卒業して営業会社に
⑨「ダイレクトセールス」ってこういう事なんだ(会えなきゃ始まらない)
⑩反響案件はいりません!
⑪24時間いつでも電話して良い上司
⑫尊敬する社長との出会い
⑬「強い商品力」と「強い営業力」
⑭メンタルダウン
【尊敬する社長との出会い】
26歳の時にその後の人生を変えるきっかけになるある社長と出会った。私がやっていたのはダイレクトセールス(経営者に直接会って営業する)。自分のテリトリー(担当エリア)にある会社の業績を片っ端から調べて、飛び込みや電話営業をかける。手紙を送ったりDMを送ったり、メールしたりSNSが無かった時代に経営者に直接会う為にあらゆる方法を使う。ある時、営業先リストを準備しているひと際高成長している会社が目に止まった。上場企業をはじめとする大企業が並ぶリストの中で、その会社は直近の年間売上が16億程。規模で言えば町工場程の会社ですが、その売上の推移と利益に目が止まった。過去3年間の売上が倍々で伸びており、利益率は50%程でこちらも売上同様に伸びている。しかも従業員が30名以下と少なく、なんとしてもこの経営者に会って話が聞きたい、営業したいと思った。けれどその社長には中々お会いできない。何度も足を運んで手紙を書き、およそ1年くらいはかかったと思う、ようやく電話を繋いで頂きその日の13時のアポイントに成功した。
60代半ばの社長は、細身でジーンズに白ワイシャツといったセンスの良い風格。招かれた応接室で俺は気が付くと、社長にインタビューでもするかの様に一生懸命に質問をしていた。なぜこの仕事をされたのか?きっかけは何だったのか?純粋に興味があった。社長自身に興味があった。話すことを懸命にメモする俺の様子を笑いながら、社長は何故か「午後家に帰るから、くるか?」っといって下さった。自身が設計にも関わったという自宅に招かれ、話をしている内に社長は何かを見透かしたのか「何かやりたい事がありそうだね?」っと言ってた。俺は正直に「はい、5年間で沢山の経営者の話を聞いて自分で独立したいという想いがあります」っと答えた。その時に言ってくれた社長の言葉がその後大きな影響を与えてくれることになった。
それは、
「やりたい事が分からなかったら、自分の人生の通知表を付けてみなさい。」
という言葉。
気が付くと18時を過ぎていた。続けて社長は
「楽しい時間は早いな、っで今日は何しに来たの?」
社長は1年間の手紙やDMを見てくれていた。
今私が買って欲しい会員権をお勧めして即決して頂いた。リゾートホテルの会員権なんて、不要不急の何物でもない。金額は1000万以上する。そんな商品を今日初めて会った俺から即決してくれる。会ってから営業トークは使わなかった。
商品の品質やサービスも当然大事。付加価値を付けたり単価を上げる努力も必要。だけれど細かい説明や営業テクニックよりも、お前が持ってきたものだから買うよ。っという自分商品価値。俺はこれが本当の営業じゃないかっと心の奥で思っている。営業はこれからも学び続けるものだ。
そして数年後、人生に思いっ切り悩んだ時に「自分通知表」と真剣に向き合う事になる。
【2週間取組】12月11日~12月23日
①ときがわカンパニーBBQに参加した。
②ご依頼頂いていた、風呂蓋(桧)の納品が出来た。
③「木の酒」プロダクトマネージャーのエシカルスピリッツ辰巳さんと、山での撮影をした。
④「木の酒」の原料提供に関しての記事が、日本経済新聞、読売新聞に掲載された。
⑤注文頂いていたフェンス材の柱を40本納品した。板材260本は年内に配達予定。
⑥薪の補充が出来た。
⑦伝統構法設計士さんと4月から起業後の打合せをした。
この2週間は、
モノ販売として地産地消の木材販売が少しづつ出来ているがまだ少ない。地元で木の消費を増やしていく為には、消費者の手元に届くまでのストーリー、物語をもっと作っていく必要がある。また建築までやる必要があり来年は労働の覚悟が必要だと感じた。