変化

ドラマのヒット作の掟とリアルな人生

ドラマに限らず、
私たちには、
「変化したい」
「夢を叶えたい」
「私はこんなはずじゃない」
こんな思いが芽生えます。
(今日は久しぶりに、演劇のお話を交えて書いていこうと思います)

けれども、ジッとその場に居ただけでは何も変わりません。
変化していくには「行動」しかありません。
演劇的用語を使って表現すると、なりたい自分になることや、目的に向かって行く力を「目的貫通」。と、いいます。

自分はどこに向かっているのかを常に忘れることなく、そのための行動を起こし続ける力

でも、案外忘れがちなんですよね。
なんのために、今、私は行動を起こしているのか。
どこにたどり着くための頑張りなのか。
これを忘れてしまうと、空回りをしているような状態になります。

余談ですが、私は演技をしていた時、よく、演出家にダメ出しをされていたのがこの、目的をもち続けることでした(笑)

シェイクスピアやチェーホフといった有名な作家を含め、良い戯曲や脚本には、主人公の「目的」と、目的を叶えるまでに乗り越える、たくさんの「障害」がしっかりと描かれています。これが。
「目的」と「障害」です。
そしてこれこそがが、ヒット作に必要不可欠なものであり、私たちの人生にも必要な意識と言えます。

昔、日本のテレビやドラマが面白かった頃には、この目的と障害が明確に写し出されていました。

自分の思い(目的)を形にする時には、少なからず大変なこと(障害)が起きる。
それに立ち向かっている本人は大変だけれど、それを見ている人は、それがドキドキしたり、ワクワクしたりするもの。
だから、この目的と障害が明確に書かれていることが、ヒット作には不可欠ということなのです。

400年も昔に書かれた戯曲にも、すでにこうしたことが書かれていたということは、これは普遍的な組み合わせ、ということになりますよね。

「障害」は、「悪役」や「災難」などという形で、主人公に襲いかかり、悪役が強ければ強いほど、主人公が越えなければいけない壁が高ければ高いほど、視聴者は主人公、あるいは悪役に心を動かされていきます。

ヒーローものがヒットするのは、この目的と障害がものすごくはっきりしているからなんです。

覚えておいて欲しいのは、
障害には2つのパターンがあるということです。
1つは「外的な障害」アクシデントや、災難、金銭といった、外側で起きること。
2つめは「内的な障害」です。
これは無理なんじゃないだろうか?私に本当にできるんだろうか?といった、自分の内面で起きるものです。
私の個人的な観点から見ると、外的障害は勿論苦しいものですが、内的な障害の方が、人の行動に大きな影響を与え、行動に制限を加えます。

自分の人生で困難にぶつかった時には、その困難が、外的なものか、内的なものかを見極めるだけでも、乗り越える方法を見つけやすくなりますよ。

人は、一度には変われません。
大切なこと、それは「意識的」をすることや、トライアウトを繰り返すことで確実に変化をします。
そして、それこそが、自分の行きたい先への道を開き、目的を貫通する為に必要なことなのです。

「目的と障害」という意識。
是非、実際の生活にも活かしてくださいね。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。また明日、同じ場所で。

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chokonishimura
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