めったに表示されることのない大学時代の友人からの着信は、友達のご主人が亡くなったという知らせだった。
こういうときにハブになるのは、いつも、私と彼女だったなぁと思い出しほんの少し苦笑いをした。
大学時代。周りの皆が幼稚園教諭を目指していたとき、私は一人で「ミュージシャンになる!」と言っていたし、大学の授業も「今日は行きたくない」という理由で自主休講したり、女の子の胸を触ったり…(笑)と、とにかくやりたい放題の大学時代を過ごしていた。
そして、クラスの集まりや、学園祭や、コンパや、そうしたことになると、何故かリーダーを任され、店の手配や人数集めに奔走していたことを思い出す。ボーイッシュで、いつも元気で、お姉ちゃんよりはお兄さんタイプの女子大学生をやっていた。
今日、久しぶりに当時の私の女房役だった彼女からの電話で、仲間に連絡を入れているうちに、少し不思議な感覚を味わった。
あの頃もこうして、皆に連絡をしたなぁ。
刷り込まれた記憶は何年経っても変わらない。
そんなことを思いながら、出てきた言葉が「役割」という言葉だった。
私は今まで色んな役割を担ってきた。
けれども、今は、その役割を後輩や周りの人に委ねている私がいる。
リーダーや代表といったことをやる機会が多かったけれど、あの頃、私は、どうしてそんな役回りをすることに、あるいは引き受けていたんだろう?
私は自分のポジションに優越感を抱いてはいなかったか。
私がいなければなんていう、穿った見方をしてはいなかったか。
しんどいと言いながら、誰かにそのポジションを譲ろうとしたのか。
若かった頃の自分に、少し思いを馳せた。
そして、昔の仕切りやの私は、果てしなく遠いところにいるのだという事にも気がついた。
生き方や、年齢やいろんなものを重ねていくと、人生の役割って変わっていくんだなぁと改めて思う夜である。
今日も、最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、明日。同じ場所で。
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