快調！快調！【カミーノへ行こう:本編その16】

今日の歩行：21キロ、5時間45分

朝から怪しい天気の中出発。
はじめの小一時間はBurgosの街の中を歩く……
が、そもそも宿がカミーノの道の上にないので、初手で道を間違える。
というか、ちょっと遠回り。
多分5分か10分くらいのロス。

だがしかし、昨日1日休んだ（14000歩）わたしは驚くほど快調である。
休息って、大事だなぁ。
6時半に出て、途中1回休憩、そのあとベンチ休憩を1回挟んだだけで20キロ踏破。
12時すぎには宿に着きましたとさ。

今日の宿、予約してたと思ったらなんと同じ系列の次の村の宿で、しかも明日も同じ宿を予約しているというポカが発覚する。
宿のウェブサイトとBooking.comを使った弊害である。
宿の人に「うわーーーー」っていったら、「ちょうど今日キャンセルあったから大丈夫よ！同じ系列だから、今日の分をうちに移しとくわね！」ってにこやかに対応してくれた。
マジでありがとう。

そんなわけで、いつもはシャワーから始まるルーティンが、今日は昼ごはんから。
近くのバルに行ってトルティージャを食べて、ケーキを食べて、それからシャワー洗濯ストレッチの流れ。
足のストレッチとマッサージにかける時間は日に日に長くなってきていて、全部で1時間以上かかる。
本当は日常でもこのくらいきちんとセルフケアをすべきなんだろうな。

今日歩いてきた場所は、本当に何にもないエリア。
畑、畑の跡地、それから小山。
山と行っても100メートルくらいしか上がってないけど、高台に石灰石の平地が広がっている。
これが昨日博物館で見た石灰石の地域かー、とさっそく勉強したことが役にたつ。
台地が終わって最後の坂、それで今日の行程はおしまい。
12時に着くのが久しぶりすぎて、本当にあっさりしている。
明日も同じく20キロくらいの歩行なので、このくらい楽だといいなあ。

途中の何にもない村で、人々が小さな教会に入っていくので寄ってみた。
おばあちゃんのシスターがひとり。
名前を聞いてお祈りしてくれて、メダイを首にかけてくれた。
巡礼者のためにずっとそこで、毎日100回は祈ってるんだろうな。
すごいな。
改めて、巡礼ってすごいと思った。