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五里霧中ってこのこと【カミーノへ行こう:本編その25】

カミーノ25 五里霧中ってこのこと

本日の歩行:26.7キロ、7時間半

昨日の休息はなんだったのか、というくらい、初手からコンディションが悪い。
とにかく眠い。
あと足が痛い。
なんなら休息前より足が痛い。
もしかして>観光で歩きすぎ。

荷物送っといてよかったーと思いつつ、ここ数日の快調さが嘘のように、のろのろ歩いては休む。
歩いては休む。
かなり心が折れる。
べきボキである。

景色のほうは、メセタと呼ばれる平地地帯がレオンで終了したので、林のなかを歩いていく感じ。
久しぶりに木に囲まれるの、とてもよい。
数日前、わずかなアップダウンがある林道が一番好きだな〜。
などと考えていて、今日はそういう意味ではラッキーじゃん、と思っていたら、想像以上の登りだった件について。
普通に500mくらい登ったわ。

最後の6キロがガチ山道だったんだけど、雨は降っていないものの、霧がすごい。
ほんとに数メートルしか前が見えない。
五里霧中って、こんな感じか?
山人に怒られそうな感じのコンディションで、だがしかし道だけはしっかりわかりやすいので、とにかく何も考えず歩く。
前にも後ろにも人がいない。
こんな天気だったら、高尾山だってわたしは登らない。
危ない。

そんなわけで山の景色を楽しむ余裕も選択もなく、宿に到着。
そしたら予約したの忘れられてて、エキストラベッドを用意された。
ありがとうよ。
2日前に予約したけどな?
今日は天気がこんなだし、外でさくっとお昼(15時)を食べて、お昼寝。
寝袋と毛布をかぶっているのに、体が冷え切っていて1時間以上震えていて対して寝れていない。
やばい寒い。
(夜になったら暖房がついてた。よかった。)

お昼寝後、宿の人がやってるピザ屋さんで夜ご飯。
同宿の人たち数人とテーブルを囲み、いろいろおしゃべりしながら美味しいピザを食べる。
美味しいピザを食べる(大事なことなので)。
ただ、ひとつだけフライドポテトが乗ってるピザがあった。
イタリア人が怒るぞ。
美味しかったけど。

明日の朝は山道下り坂だし、霧だし、多分危ないので明るくなってから歩くことに決定。
なので夜はちょっと遅め。
いろんな人の話聞けておもしろかった。
あとどの国でも50〜60くらいのおっちゃんて一席ぶらないと気が済まないだなって思った。
世界共通の病かよ。
おもしろかったけど。

そんな訳で今日はもう寝まーす。
明日も26キロだー!

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