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疲れに追われるPamplona道【カミーノへ行こう:本編5】

今日の歩行: 21キロ、5時間45分

行程としてはEasyの本日、朝からの小降りの雨と、雨でぐちょぐちょになった道、そして3日目の蓄積された疲労により、歩くスピードがけっこう落ちる。
いやほんと、道、大事。
道がぬかるんでなければ、もっと早く歩けたし足も痛くならなかった。

朝は6時に起き出して、近くのバルで朝ごはん。
7時ちょっと前に歩き開始。
暗いうちは道もわかりづらくて、昨日一昨日と宿が一緒になった山人香港人が先導して歩いてくれた。
優しい。
いつのまにか見えなくなっていた。
速い。

そして今日は第一日本人発見!!
巡礼路の入り口(わかりにくい)で困っていたところに遭遇し、結局Pamplonaまでご一緒することに。
定年後だという話だったけど、わたしのスピード(そこそこの鈍足、でも平均で4キロ弱は出てるのよ)について来れるんだから、すごいよなぁ。
一人旅ですって。
マジえらい。

わたしはひとり旅は気楽に歩く派だけど、今日は足が疲れ切っていたので後ろをついてくる人がいて助かった。
1人だったら挫けてたかもしれない。
旅とはわからないものだなぁ。

雨が止むと、道沿いの川は増水して轟々と流れ、ブルーベリーとローズヒップ、ブラックベリーが生茂り、いちじくもたわわに実る豊かな大地である。
南のほうとはほんとに気候も自然も違う。
それもまたスペインの良さ。

いちじくの木を見ながら、「お前…… 実っていなかったばっかりに出来の悪い人の喩えにされて呪われたんか……かわいそうに」などと思う。
野生?のいちじくは美味しかった。
フランス人のおばちゃんがめっちゃもいでて笑った。

這々の態でPamplonaに着くと、なんか祭りの最中??
宿に行くまでの道がパレードと人混みで進めない。
オーノー。
おっきい人形(はりぼて)と音楽隊のパレードだった。
多分今週末が何かのお祝いで、すごいんだろう。
雨なのに夜になっても外がうるさい。

Pamplonaは牛追い祭りの街でもあった!
闘牛場がある!!
テンション上がる!!!
牛追い祭りの様子の映像も見たけど、気が狂ってるとしか思えないお祭りだった。
お祭りとは、えてしてそんなもんである。
知らんけど。

雨が降ってきたので、ざっとメインの広場を見学し、気づけばわたしの買い物ザックには「高慢と偏見」スペイン語版(ハードカバー)が加わり、いい感じにネジが外れた観光客ムーブをかましていた。
荷物重いって言ってるじゃん!!!
本買ってどうするの!!!
(コレクターズグッズです)

そんなこんなで3日目も無事終了。
足がヤバくなってきたので、明日はともかく明後日はちょっと短めにした方がいいかもしれない。

とりあえず寝よう。
おやすみ。

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