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巡礼の意味【カミーノへ行こう:本編その19】

本日の歩行:19.6キロ、4時間45分

最短記録である。
理由は単純で、途中全ての村のカフェとかバルとかが閉まってて、目的地まで休憩地点がなかったからだ。
そんなことある?

明日は初手17キロという大変な道のりがあるので、ずっと明日の心配をしていたのに、まさか今日長距離の洗礼を受けるとは思わなかった。
しかもずっと道路沿いの道。
正直萎える。
だって車で行けば20分かからない距離げふんげふん。

そんなわけで今日はサントラを聴きながら歩いていたのだが、ザファのサントラで流川と花道がハイタッチするシーンで本日の宿に到着。
しかも中庭にバスケットコートがある。
お恵み感が強い。

一緒になった日本人と一緒に洗濯して買い出ししてお昼を食べ、なんとなく一緒に観光に行く。
カトリックの教会はとにかく装飾やら何やらすごいけど、ちゃんと全部意味があるんだよなぁ。
と思いながら、わたしのわかる範囲で解説をする。
やっぱりカトリックはわからないことが多い。

今日の宿は修道院なので、夕方にお祈りの時間があったので参加。
スペイン語でよくわからないんだけど、サンディアゴへ導くマリア像の説明があって、お祈りがあって、それから「それぞれの言葉で何か歌って」と言われる。
おおう、これが噂の。

実はこういうことがある、というのを聞いていたので、自分だったら何にしようかなぁと考えてたんだけど、讃美歌の「山辺に向かいて我」をチョイス。
一番だけね。
そしたら一緒にいた日本人が感動して泣いていた。
全然キリスト教関係ない人生らしいのだけど、讃美歌の歌詞が素晴らしいと言ってくれたので、なんかカミーノに来た意味あったなぁ、と。

そんな感じで、歩きよりも町の方が充実した一日でした。

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