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サイアノ和紙作家雑記VOL.44『つくるを足してみる』

昨日、ネガフィルムを鉛筆でトレースしたが、
僕は写真家、これで終わりではない。

HBから8Bまで濃淡の違う鉛筆を使ってみた

鉛筆画をネガにしたらどうなるか?
普通の紙でも透過はするが
露光に時間がかかるので今回は
透過率の高いパラフィン紙を使った。
普通のペンだと油に弾かれてしまいそうだが、
鉛筆だから難なく描くことができた。

サイアノタイプの支持体は、
水彩用のワトソン紙を使用。
テストなので和紙は次回以降の予定。
ちょうど感光液塗布済みの
ワトソン紙があったので、
それを使ってみた。

1回目、パラフィン紙が
どれくらい透過するか?
見た目の透明度は低いので15分露光。
結果、真っ青。
2回目、一気に5分に短縮も結果は同じ。

3回目、2分にしたら良い感じ❗️
パラフィン紙の透過率、スゴいなぁ〜。

鉛筆画をネガに露光したサイアノタイプ

じぶんで撮った写真のネガを
トレースした鉛筆画が、
化学反応でちょっと違ったものに
生まれ変わる。
意図しないことが起こって、
どちらに転ぶのか❓
やってみなければわからない
ワクワク感もたまらない。
これがしっかりとコントロール
できてしまうと好奇心が削がれてしまう。
ネガをトレースするだけじゃなく、
真っ青の部分にハイライトを足したり、
もっとトーンを良い感じで描きたい。
一度やってみたから広がる欲望。
写真につくるを足すとやっぱりおもしろい。

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