サイアノ和紙作家雑記VOL.38『蘇る感覚』
すぐにやればそんなことはない。
でも、大体数本溜まり、
数週間から長ければ数ヶ月後に現像する。
それくらい経つと何を撮ったのかなんて、
全く覚えていない。
それが案外良かったりもする。
そう言えば、こんなの撮ったなぁ〜とか
なんでコレ撮ったんだろうかなどと、
シャッターを切った時の感覚が蘇る。
すぐに答えが出ない、
フィルム撮影ならではの楽しみ方。
プリントする楽しみも湧くし、
ネガが物質として残るから
コラージュとかつくりたいと、
想像力が掻き立てられる。
6×7サイズの中判だと、
ワンシャッター約100円也。
それで記憶を呼び覚ませるのなら。
もう少し財布に優しいと
ありがたいのだけれど。
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