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世界のオンライン学習しらべ ノルウェー編(妻)
こんにちは😃
先日、夫と一緒に「全家庭ホームラーニング時代の「オンライン教育」」というテーマでZOOMシェア会を実施しました。
資料作りのために、マレーシアに移住した友人にお勧めオンラインサイトを教えてもらったり、オランダの友人にも情報を貰ったりしました。
これはあとで添付したいと思います。(PDFって添付できるのかな)
さて、突然やってきたオンライン学習の波にあっぷあっぷの我が家ですが、それは各国でも同じかな、と思って世界に散らばる子育て中の友人に聞いてみることにしました。
今日はノルウェー編(プラスちょっとオーストラリア)です!
ノルウェー人のご主人と結婚し、三人の子育て真っ最中の友人とはイギリスで知り合ったのですが、今はパパのお仕事の関係でオーストラリアに住んでいます。
オンライン学習について聞いてみたところ、発見がいくつか。
箇条書きにしちゃいます。
①北欧では子どもにIpadが配布されて、ノルウェーでも1年生になったら国からIpadが送られてきた
(税金も高く、国がやっぱり豊か)
②北欧は男女平等の国。ママが働いているので子ども達は家でIpadでYoutubeやゲームなどをする時間が膨大に増えた。そもそも寒いので、どうしてもインドアになりがちなところに拍車がかかった。
③と、図書館に来る子どもが激減して、失敗に気が付いたデンマークではIpadを自主回収(!)
④実際、本を読む時間が激減。結果、学力が落ちている。字が書けない子も多い。
個人的にはびっくりポイントが多かったです。
対してオーストラリアでは、
①スマホやタブレットを持っている子どもは北欧と比べると圧倒的に少ない
②子どもは外で遊べ、の精神。オンラインはメールで課題が送られてくるので親は大変だがIpad任せになっているよりずっといい。
両国に共通しているのは、
「詰め込み式ではない。小学生は基本遊んでいる」
ということでした。
私は20代のころスウェーデンに数か月住んでいたのですが、確かに冬は暗く寒く、日光が足りずにビタミン剤を飲んでいる人も多かったので、Ipadが浸透しやすい環境だというのはすんなり理解できました。
教育における日本とノルウェーの最大の違いはなんだろう、という話になったのですが、
結局、日本は全国民にある水準までの教育を受けさせる
ということが大前提になっているのに対し、ノルウェーやスウェーデンは、
勉強が好きな子だけ大学に行ったらいい。計算が出来ない大人もたくさんいるが、計算機があるんだから問題ない。
という根本的な考え方の違いがあるよね、という話になりました。
この違いは決定的だなと感じます。
日本で特に今のような内側にこもる生活をしていると、目の前の世界が全てというような錯覚に陥りますが、日本と真逆な正解も世界にはたくさんあると知っているだけで視野が広く持てるので助かります。
北欧のIpad配布にまつわるエピソードを聞いて、考えさせられた日曜の朝でした。
これから子どもにタブレットを用意する親たちへのアドバイスも聞いてみたので、次回書きます。