完全にアジアはシンガポール>日本
(2015年に書いた記事です)
マレーシアのジョホールバルとシンガポールへ行く予定をたてて飛行機をとり、宿をとってしみじみ実感したこと。
アジアの物価の上昇は半端ない!つまり、アジアの経済成長が半端ない!
大昔、バックパッカーで行ったことのあるシンガポールとマレーシアではない国になっていました。特にシンガポールのホテルは数倍にも値段が上がっているし、よくよく調べれば教育もずいぶん進んでいそう。アジアの経済の中心は、もはや東京ではなくシンガポールなのだというのも頷けます。
やはり、英語が公用語なのは強いと思う。
日本はある意味、言葉だけでなく文化も習慣も人の価値観もとてもユニークで独特。
これは、素晴らしい美点であると同時に、グローバルでビジネスを展開しようと思うとどうしても壁になりやすい。
外資系の企業で働くと毎回ぶち当たる、「日本人が作る見えない壁」。外国人スタッフが会議の後に口を揃えて言う、「Japanese is so difficult.」
これは言語だけではなく、コミュニケーションスタイルのことを指して言っているのです。日本に進出している外資系企業数何十社と仕事をしてきましたが、人事部の悩みはだいたい「現地(日本)と本社間のコミュニケーション」。
私も、英語で仕事をするときと、日本語でするとき、気づかないうちにコミュニケーションスタイルが変わっていると思う。英語の場合は、日本語よりずっとダイレクトで直接的に話すし、はっきり意見を言うことが多いのに対して、日本語でそれをやると、まず友だちが出来ません(笑)
私が外資系会社のオーナーなら、わざわざ色々「しちめんどうくさい」東京に支店を構えるより、言葉も通じてコミュニケーションが取りやすいシンガポールを選ぶでしょうね。そして時々日本に旅行に出かけて京都や浅草を楽しむんじゃないかな。
それが、これからの日本の立ち位置になってくるんじゃないだろうか。
昨日のテレビで「これからのアジアのリーダーは、日本か?それとも?」という見出しでニュース番組がやっていました。は?と思ってしまいましたが、これだけ人口の減少が確実な日本はもう、リーダー候補でもなんでもないと実はみんなわかっているんじゃないでしょうか。
詳しく説明してくださっている方のブログ、リンク貼ります。https://economics-agriculture.com/economics/asia-economics-toha/
これからの日本の強みは、この美しい四季と和の文化、建築物などの美術史的なところ、料理とおもてなし精神・・・そういったことだと思う。
そんな国、日本で生まれた我が家の子ども達。さあどこで子育てしよう。
(2020年追記:まさかこの時は群馬県に移住するなど思いもよらず。人生とは面白いですね)
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