【企画参加】We found the stars【今年の一冊】
今回は八田さんの企画に参加させていただこうと思います。
企画内容は「今年の私の一冊」です。
自分の思い出の中に残るものや大切な一冊を教えて欲しいとのことでした。
私のオススメする今年の一冊は『We found the stars』です。
今回で出版は2度目になる『We found the stars』。
vol.1の時から購入して読んでいました。
そして企画参加ということで、『We found the stars』の良さ、zineの良さを伝えたい。
zineというものに出会ったのは、およそ1年と少し前。
事の発端は、私と同じTXTが好きなフォロワーさんがzineを出版したいという思いから始まるものだった。
その頃の私はzineを知らず、どういうものなのか何もわからなかった。
zineとは『好きなものを自由な手法でひとつの冊子にまとめる』ものだそうで、その一冊の中にその人の「好き」が詰まっているんだなぁと考えると、とても興味をそそられるものだった。
新行内さんとはnoteで出会い、そしてXを通して交流している。
その頃から出版したいと話していて、私のフォロワーさん(主に文豪MOA)も「やってみたい」「楽しそう」という思いから出版することが決まり、『We found the stars』が誕生した。
単純に、率直に「凄いな」と思った。
やりたい気持ちから行動にすぐ移せることがとても羨ましく思う。わたしもいつか寄稿してみたい…
毎年やってみたいという気持ちとは裏腹に怖気付いてしまう…。
そんな「やってみたい」という思いから、とんとん拍子で話が決まり、TXTの結成日である3月4日に出版したのだ。
私はMOAの皆がどういう文や内容を書くんだろうとか、各々が感じてるTXTへの思いが覗いてみたくなり、購入させていただいた。
第一回目のテーマは「FREEZE」だったが、今年のテーマは「Mix tape」だった。
TXTを好きな人達がこんなに集まって自分の好きな歌を語ったり、小説を書いたり、絵を書いてみたり、さらにはデコレーションまで!
様々なジャンルで溢れていて、どの角度から見ても楽しめる。
その人の独自の思考や趣味なども分かる。
特に小説は続きを作ってほしい、後日談が知りたい!と思うくらいに楽しい。
絵師さんが書いている絵コンテも「こんな感じで書いているのか…」と本当にマンガ家さんみたいで凄いなと感じた。
そしてvol.1と2を通して面白かったのが
スーちゃんの「0×1ne day」
みーちゃんの「Tomorrow x togetherが歌う変化のエネルギー形態別分類」
ひよこんちゃんの「TXTの曲をイラストでMix tapeしてみる」
「0×1ne day」
TXTの楽曲に「0X1 LOVE SONG」という歌があり、そのMVの中には1人寂しそうな部屋の中で水槽の金魚を眺めているシーンがあり、そこからインスピレーションされた作品だと思う。
それにTXTが金魚になるなんて一体誰が思いついただろうか?
これはスーちゃん独自の思考が面白いからであって、よくそこを繋げたな?!と内容も楽しさ、寂しさ半分で是非続きがあれば読みたい…
スーちゃんWORLD LOVEです(パリのヨンジュンさん大好き)
「Tomorrow x togetherが歌う変化のエネルギー形態別分類」
根からの文系で理系とは程遠いですが、理系楽しいかも!と思った作品。
歌を聴いて、その歌詞からエネルギーを連想できる…?
歌詞や雰囲気から楽曲を様々なエネルギーに分類している。
「Sugar Rush Ride」が沸騰またはゼーベック効果という話が興味深くて面白かった!
確かにあの曲はずっと高温でありつつ、善と悪で揺れ動く2つの力が働いている。
その力が合わさった時に出る発電が楽曲中の中の刺激と捉えると面白い…!!
着眼点がとっても面白くって、私にも理系の血が流れていたら世界はもっと変わっていたかもしれない…!
この話、ほんとうに面白いので是非とも色々な方々に見てもらいたい。
「TXTの曲をイラストでMix tapeしてみる」
こちらもすごく素敵なんですよ!
今回の表紙の絵もそうなんですが、TXT達の今までのたくさんの楽曲のイメージ達の象徴である魔法や星に海、Our Summerのように暖かいオレンジの日差し、MAGIC ISLANDを彷彿させる草花、そして世界線に欠かせない、終わりの炎。
綺麗に混ざり合っていてどれも邪魔していないんです。
その融合が幻想的であり、それでいて炎の部分だけひび割れてしまっていて現実味を帯びる…
また、付録のステッカーも一枚デザインして下さっているのですが、こちらもデザインに一曲がぎゅっと詰め込まれていて…
見ていただいた方が早いと思うので画像をお借りしました。
こちらの作品、おそらくGhostingのイメージだと思うんですが、アルバムの象徴である、ブルーアワーの空の色に、右上の充電と電波のマーク、薄く描かれているチャットメッセージの吹き出し、中央に描かれた小さな小窓に、下部にはひび割れたハートマーク。
全てGhostingの歌詞から連想されるものなんです。
そもそも「Ghosting」というのは恋愛における自然消滅のスラングなんです。
ハートマークがひび割れているのはその恋が終わってしまったことを意味していて、そんな元恋人にメッセージを送り続けるけれど、増えていくのは右側の自分のチャットメッセージだけ。そして君が新しく投稿したSNSにはハッシュダグで「今日の空が綺麗」と、君の世界にはもう僕はいないんだと分かる楽曲なんです。
それをこのデザイン1枚に詰め込む凄さ…!!!
この小窓の部分にも注目してもらいたいんですが、テープは最初黒い巻の部分が左にあって曲が進んでいくごとに右側にテープが巻かさっていきます。
中央の窓を見ると、開いているのは右側だけ。
だから最初は綺麗な空が見えていくはずなんですが、終わるにつれて徐々に黒い部分が増えていきます。
終わった頃には綺麗だった空が漆黒の闇に包まれてしまいます。
この曲の主人公も最初は晴れやかな気持ちだったけど、返信のないメッセージにだんだんと不安が募り、最終的には1人になってしまったと暗い気持ちを抱えます。
その主人公の気持ちともリンクしているみたいで素晴らしい作品だと私は!とても感激しました…
もっとひよこんさんの作る楽曲デザインが見てみたい、そう思いました。
こちらも是非見ていただきたいです…!
どの作品も面白いので機会があれば購入して見て欲しいな、と思います。
zine制作陣の方々へ
来年もお持ちしていますよ…?
私の年一の楽しみになっています。
来年のテーマが今から待ち遠しいです。
是非とも毎年恒例にしてください…!
今回は私の思い出に残る作品を紹介させて頂きました。
この記事を読んだ方でzineを購入された方がいらっしゃいましたら、是非とも感想や自分の好きな記事をコメントやXで教えてくださると喜びます。
そして最後に、Tomorrow x Togetherをまだ知らぬ人たちへ。
今年、日本レコード大賞・紅白歌合戦に出場が決まりました!
彼らは韓国の5人アイドルグループです。
彼らの作るZ世代の心の内を露わにする楽曲や、子供から大人へと変わっていく心情を歌詞に込めて歌っています。
彼ら独自の世界観、力強さもあり、儚さも感じる指先まで研ぎ澄まされたダンス。
彼らはどんなコンセプトにも馴染むことが出来ます。
楽曲のジャンルも幅広く、ポップ、バラード、メタル、ラテン、様々なジャンルを開拓しています。
きっとあなたのお気に入りの一曲が見つかると思います。
こちらに最新曲を何曲か貼っておきますので、気になった方は良ければ一度ご覧になってみてください。