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【第17回窯まつり】の道行(前編)

こんにちは、山崎つかさです。

私は普段、上出長右衛門窯で絵付師をしています。道行では【窯まつり・絵付】の道行#2「なぜ人の手で作るのか」などでちょこっと登場しました。長右衛門窯に就職が決まった後に留年が確定したあの山崎です!絵付業務の他には窯まつり実行委員として限定品の開発やおまつりの企画・進捗管理なども担当しています。

「窯まつり」が終了してから早いもので1ヶ月近くが経ちます。今回は多忙な上出(惠悟)に変わりまして、今年の窯まつりを私の立場から振り返ってみたいと思います。今回の道行は長右衛門窯の「製品ができるまで」ではなく「窯まつりができるまで」です。短い旅となりますが、どうぞご同行よろしくお願いします。

お客様のご来場を待つ限定品の辰年招猫たち

まずは上出長右衛門窯 窯まつりにご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。オンライン上でご参加下さった方、参加できなかったけど気になっていたよ〜という方も本当にありがとうございます。今年のおまつりは5年ぶりのフリー入場制での開催となりました。やはりどなたでもご入場できた方が活気に溢れ”お祭り”感が強いので、私自身もフリー入場を楽しみにしていました。しかし、頭をもたげるのは「全然お客さんが来なくて盛り上がらなかったらどうしよう」という不安です。

最後のフリー入場制であった2019年は4500人の方にご来場頂きました。コロナ禍によりチケット制を導入して入場制限をかけてからの来場者数は1500人前後です。今年のGWは楽しそうなイベントや震災の復興イベントが県内でも盛り沢山、はたしてお客様は窯まつりにお戻り頂けるのか?実行委員会内でも様々な意見が飛び交いました。

委員会の中で最終的にまとまった意見が下記の2つです。

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上出長右衛門窯の道行

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現在進行中の新作開発の紆余曲折するストーリーを、テキスト、写真でお伝えしています。旅は道連れ世は情け。これまで秘密にしていた新作とそのアイ…

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