【あるお皿】の道行#3「寝かせましょう」
こんにちは。上出惠悟です。
夕方から降り始めた小雨の中で4月が終わろうとしています。あと2日も経てばいよいよ窯まつり開幕です。何せコロナ禍を挟んで5年ぶりのフリー入場制となる今年ですので、一体どれだけの人が窯まつりに足を運んでくださるのか非常に緊張しています。「誰も来なかったらどうしよう」、脳裏を過ぎるこの不安も久しぶりです(予約制だと事前に人数が見えますから)。とは言えしかし、有り難いことに今までそれは杞憂に終わって来ました。この5年以内に上出長右衛門窯と出会った方は、窯まつりのことをきっと長閑でほっこりとしたおまつりだとお考えでしょう。確かにそのような時間帯もありますが、ご覧ください2019年の風景を。
この時の4日間の入場者数は4500人です。そして次に2021年の写真をご覧ください。
この時の4日間の入場者数は1500人です(もちろん入場制限をしています)。私達は2020年以降、来れない方の為にまつりのオンライン化を進め、インスタグラムでライブ配信をして雰囲気や職人の仕事を伝え、まつり限定品のECサイトを立ち上げてお買い物も楽しんでいただけるように工夫をしました。そして迎える今年のフリー入場。どれだけの人を呼び戻せるか、現場の力が試されています。「誰も来ない」、はきっと私の恐れの現れとは思いますが、是非多くの方にお越しいただきたいのです。窯まつりは毎年異なる絵を描き加えるProgressで生きたおまつりです。是非お誘い合わせの上ご来場ください。
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上出長右衛門窯の道行
現在進行中の新作開発の紆余曲折するストーリーを、テキスト、写真でお伝えしています。旅は道連れ世は情け。これまで秘密にしていた新作とそのアイ…
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