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【窯まつり・絵付】の道行#13「試される意志」
こんにちは。上出惠悟です。
大変辛い一年の幕開けとなってしまった2024年、今年はどんな一年になるのでしょうか。いつも翌年の干支のデザインを考える際には、良い年になるようにと祈りをこめて描くのですが、そんなことは本当にちっぽけなことなのだと思い知らされます。と書くとお前にどんな力があると思っているのかと突っ込まれそうですが、祈ることは決して意味のないことではないと思っています。
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干支の製品に限らず、それを作っている職人たちの仕事にも作り手ならではの思いがこもっています。今回は【窯まつり・絵付】の道行の最終話、「なぜ人の手で作るのか」について絵付師達とざっくばらんに話してみたことについて書いていきます。
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「なぜこの時代に、わざわざ時間をかけて手で絵付することを続けるのか」、これは難しい問いのように思います。彼女達ももちろん明確な答えを持っている訳ではありません。「もう少し楽な仕事だといいと思わない?例えば絵付をやめて全部ハンコにするとか」と私は訊ねてみました。少し意地悪で極端な質問でしたが、すぐに反応がありました。
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