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誰も知らないヌーの大移動

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2020年から始めたヌーの取材で大移動に異変が起きていることが分かってきました。特にコロナ前とは状況がかなり違います。予測が難しいヌーの大移動ですが、ヌーはちゃんと理由があって大…
ヌーの大移動の取材裏話を軸に、以下の内容も織り込んでいます。 ・ヌーの大移動の異変、5つの原因 ・…
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#セレンゲティ

第0話 サバンナの王者はヌー

▶ヌーを知ればサファリが何倍も楽しくなる サバンナの王者はライオンではなくヌーと言っても過言ではありません。ヌーがサバンナを作り上げているのです。ヌーがいなくなればサバンナの自然は保たれなくなってしまいます。 でも、ヌーって知っているようで……知ってる? なぜ、大移動をするのか、知ってる? 推定150万頭の生息数を誇るヌーは、セレンゲティNPの南から北のマサイマラNRまで草を求めて大移動し、1年かけておよそ1800 kmの道のりを1周します。 「ヌーは草を求めて大移動す

第9話  ヌーの出産シーズン 2022年2023年2月

▶大量のヌーはどこで生まれているの⁉ ヌーの大移動といえば川渡りがばかりが注目を浴びますが、実際に生でヌーの軍団を目の当たりにすると、その数だけでも圧倒されてしまいます。推定150万頭。いったいどこでこんなにたくさんのヌーが産まれているの? その答えはセレンゲティの南。 北部のマラ川で川渡りをしたヌーは10月頃になると南下を始め、南のナアビゲートを越え、ンゴロンゴロCAとの境界の“ンドゥトゥ”と呼ばれるエリアに帰ります。そして1月~2月に一斉に出産をするのです。 「四国ほ

第11話  干ばつ気味のマサイマラNR 2023年7月下旬

▶2023 年 東アフリカ干ばつ気味 近年のケニアは、干ばつに見舞われたかと思えばドカ雨が降るの繰り返しなのですが、2023年は昨年に引き続き干ばつ気味でした。

第12話  セレンゲティNP北部再び!2023年8月下旬

▶2022年の取材結果から 昨年に引き続き2023年夏もセレンゲティ北部のマラ川を目指すことにしました。 昨年の北部取材の収穫の、 ・黒綿土が多く、道が悪い ・北部の道路は整備が進んでいない ・電波が通っていない ・マラ川沿いを除いては、観光客が非常に少ない ・つまり黒綿土でスタックしても助けてくれる車は来ない、呼べない。 などを踏まえたうえで、慎重にサファリ会社選びを始めました。

第13話 またまた大移動に大異変⁉ 2024 年9月タンザニア取材

▶2024年4月 ケニアで大雨。マサイマラの観光客ヘリで救出 海岸沿いに限らずナイロビなど内陸部も大雨が襲い、さらに内陸のマサイマラNR北部を流れるタレック川も氾濫し、川沿いのロッジが水没してしまいました。 第1話を覚えていらっしゃいますか?2020年に“30年に1度”と言われる大雨が降ったという話を。当時3月にマサイマラNR訪問を予定していて川沿いのロッジを予約したのですが、この時もタレック川が氾濫し、急遽ロッジを変更しました。

第15話 セレンゲティ国立公園深掘り ヌーを知るとセレンゲティが見えてくる

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