懐かしのファミコンがペーパークラフトに「ファミコン四十年生」読んでみた
本の概要
1983年7月15日に発売された任天堂「ファミリーコンピュータ」の40周年を記念して小学館から発売された「てれびくん」8月号増刊。発売日は2024年7月1日で価格は2860円(税込)。
おすすめの点
1.レジェンドのインタビュー
宮本茂、堀井雄二、シブサワ・コウ、高橋名人のインタビューが載っている。
宮本茂のインタビューでは「ファミリーコンピュータ」発売から「スーパーマリオブラザーズ」が誕生するまでが語られている。現代では家庭用ハードで遊べるゲームが主流だが、アーケードの性能が家庭用ハードを大きく上回っていた時代にゲームを家庭用ハードで出すことにはどんな意味があったのかが歴史からわかる。
2.ファミコン本体の比較
「ツインファミコン」、「AV仕様ファミリーコンピュータ」(NEWファミコン)などが載っている。
コントローラ、前面、背面が比較されていてとてもわかりやすい。
3.ディスクライターで書き換え
ディスクライターのある任天堂本社に取材し、ディスクカードを書き換えた体験が載っている。
懐かしの書き換え画面が掲載されていて懐かしい。
4.ゲーム進化論
各ジャンルのゲームが年代が進むにつれて、どのように進化していったのかが書かれている。
どんなゲームが後の時代のゲームにどのような影響を及ぼしたのかがわかって面白い。
5.ペーパークラフトで作るファミコン
懐かしのファミコンをペーパークラフトで作るのが楽しい。POWERボタンを動かせるのがリアルで面白い。コントローラから「スーパーマリオブラザーズ」のBGMが流れ、ボタンを押すと効果音が鳴る喜びがすごい。細部にこだわって作られていてペーパークラフトの味や懐かしさがありわくわくする。
まとめ
ゲームの歴史が語られた記事から、家庭用ハードでゲームを発売することの意味を学べた。記事や付録にこだわりが詰まっていて味があった。