きのこと言ったらこのきのこ*テングタケなど
きのこの絵を描いてください。
と、言われたらどんなきのこを描きますか?私はたぶんテングタケを描きます。テングタケは、きのこに詳しくなくても名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
こんなやつです。傘の大きさは4~25cmと、幅があります。特徴があって描きやすいきのこですよね。思い浮かべるきのこはたくさんあるけど、みんなが知っていてなおかつ描きやすいきのこ。ベニテングタケでもいいけど、ささっとボールペンで描いたら色がないのでテングタケになります。マイタケとかブナシメジとか市販されているきのこもいいけど、描きにくい。
このテングタケのなかまって、傘にイボイボがついていることが多くてなんだかメルヘンなんですよ。ヨーロッパの森に似合いそう。日本の森やら公園にもごろごろいますけどね。
こちらはテングタケによく似たイボテングタケ。分かりづらいですがイボが茶色がかっています。イボが傘に食い込むような感じでしっかりついてます。テングタケよりひとまわり大きめ。
こちらも良く似たテングタケダマシ。ナメクジかなにかにかじられたみたいで大きな穴が開いてしまっています。かわいい。
テングタケダマシの傘が開くとこんな感じ。傘の大きさが5cm前後と小さいのと、イボイボが尖がっているのが特徴です。ピーナツフレークをトッピングしたみたい。ツバもありますが、この写真だと落葉に埋もれちゃってます。
イボだのダマシだのややこしい。でも全部テングタケに似ているからついた名前です。
これは傘の色が違うのですぐにわかります。ウスキテングタケです。大きさはテングタケと同じくらいかな。触ると傘がネバネバします。傘についているイボや、柄についているツバはなくなりやすいので全然違う見た目をしているかもしれません。
このような出てきたばかりのきのこの赤ちゃんを幼菌といいます。テングタケのなかまの幼菌が非常にかわいらしく大好きなので、幼菌ばかり撮っています。今回載せた写真も幼菌ばかりですね。幼菌に対して傘が開いたものを成菌、胞子を出し終わって萎れていくものを老菌といいます。
きのこは成長度合いによって姿が変わります。私はテングタケの幼菌が好きですが、図鑑の写真のような見事な成菌に出会うとほれぼれします。
幼菌を見つけたら2~3日後に見てみるとまったく違う姿になっているかもしれません。1週間もたってしまうと見る影もないかもしれません。
そんなはかなさも、きのこの魅力のひとつです。
ちなみに、ちょこすき~☆のプロフィール画像のベニテングタケもテングタケのなかまです。ドクツルタケもテングタケのなかまです。テングタケのなかまにはイボのないものなど他にもたくさんあるので、また今度紹介しますね。