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市販きのこ観察編*ニオウシメジ
仁王様が届いた!!
これは市販品としても野生としても、お目にかかるのが大変難しいニオウシメジという超巨大きのこです。野生で発生した場合はだいたいネットや新聞でニュースになります。きのこ好きのあいだでも憧れのきのこです。
ニオウシメジは漢字では仁王占地と書きます。大きくなるシメジという意味で、その大きさを仁王(金剛力士)に例えたんですね。シメジのなかまは地面を覆うように発生するので地面を占領する「占地」という名がつきました。他にも、湿った場所に生えるので、「湿地」などの表記があります。
そんなニオウシメジ、このたび七会きのこセンターさんが商品開発に成功!ということで早速ネットで注文しました。
こちらのニオウシメジは、大きくなり食べごろになったところで発送してくれます。注文後届くまで時間がかかりますが、どうやって食べようか楽しく悩んで待ちましょう!
まずは観察
観察、というか、記念撮影します。
超でかいよ。#ニオウシメジ #七会きのこセンター pic.twitter.com/U6DfLpqZdN
— ちょこすき〜☆ (@chocoski_rabbit) August 25, 2020
はい、でかいですね!!記念撮影せずにはいられない巨大さです!手に持つよりも顔と比べた方が大きさがわかりますね。いつか野生の見たいなぁ……。ひと株、数十kgにもなるんです。
調理の前にまずは観察です。常備しているブナシメジと並べて撮ってみました。ブナシメジちっちゃくてかわいい。
傘はまんじゅう型で中央がややくぼみ、ふちが巻いています。質感はさらっとしています。
ひだは湾生して密。……でかすぎてこれで密なのか?って感じしますが、比率で考えると、これは密です。柄は繊維状です。全体的に象牙色。
下処理する
さて、調理してみますよ。楽しみー!
まずは下処理です。ニオウシメジは生食すると中毒するので一旦火を通します。七会きのこセンターさんが食べ方の説明書きをつけてくれていますので、それに従い5分間茹でます。
スライスして炒める場合なら下茹でしなくても大丈夫かもしれませんが、中ると嫌なので念のため茹でました。
調理する
どうやって食べようかとっても悩んだのですが、はじめて食べるきのこなのでシンプルに焼いて味を確かめることにしました。
下茹でしたニオウシメジを裂いて、グリルで焼く!醤油とわさびで食べました。
おいしい!!
歯ごたえがしっかりしていてクセがなく身もプリッとしていておいしいです。しかも大きいので食べごたえ抜群。なんていいきのこなんだ……。
ただ、柄が繊維質なので若干食べづらさはあるかも。
残りはブナシメジとマイタケと合わせてバタ―醤油ソテーにしました。3種のきのことベーコンのバター醤油ソテー。
柄の繊維質が気になったので、今度は柄を輪切りにします。これはいい!歯触りも格段に良くなり家族にも好評でした。おいしい。
次は別の調理法を試したい
ニオウシメジは若干苦みがあると聞いたのですが、まったく苦みはありませんでした。少し時間がたった方が苦みが出るというので、次はあえて1日置いてみようかな、なんて思っています。
煮込み料理なども合うそうなので、次はカレーや煮物にも入れてみたい。味はシンプルなので何にでも合いそうです。菌友さんたちも色々やっているみたいなので今度会ったら感想聞いてみよう。
そういえば、上の私のツイートであまりの大きさにびっくりして思わず買ってみたという方が記事を投稿されておりましたので、こちらもどうぞ読んでみてください。
奈桜さんと私はきのこ繋がりではなかったんですが、私はきのこクラスタ以外にも菌糸を広げる活動をじわじわと行っており、実績が出てきたなと感じております!きのこのかわいさ知らしめたい!
ところで、七会きのこセンターさんは他のきのこも大変おいしいので、ぜひいろいろなきのこ買ってみてください。マイタケがおすすめ品だそうです。ちなみに私はハナビラタケが好きです。
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