ラッパとかコップとか*アンズタケなど
今日はラッパやコップような形のきのこを紹介します。
見出し画像のきのこは黄色が鮮やかなアンズタケ。勢い余って苔と土まで持ち上げてしまっています。キュート。あんずの香りがするらしいのですが、日本のものは香りが弱いみたいです。私もいつもにおいをかいでみますが、あんずの香りを感じたことはないです。
濃いオレンジ色をしたベニウスタケ。アンズタケに似ていますが、サイズが小さく色が濃いです。アンズタケは5cmくらい、ベニウスタケは3cmくらい。暗い林内ではパッと蛍光色のようなベニウスタケは大変目立ちます。ペンキ落としたのかってくらい派手な色です。
ちょっと不気味な色のクロラッパタケ。ヨーロッパではこの見た目のせいか、死のトランペットなんて呼び名がついているらしいですが、怖い毒きのこってわけではありませんから安心してください。
透けるような白さのユキラッパタケ。私の家の近くで見られたんですが、最近生えなくなってしまいました。強い台風が連続で来たりして土が流れてしまったのが原因かもしれません。
これはウスタケ。雨の後なので水を湛えて、コップのようです。でも杯ではなく臼なのね。ウスタケはどこでも見られるきのこですが、見に行くなら富士山エリアのウスタケがおすすめです。なぜなら、巨大だから!
私の手がでかいのでわかりづらくなっておりますが(苦笑)、まさにコップです。地元の山で見るやつはこれの半分くらいの大きさです。
ウスタケに似ていますが、こちらは臼の内部に鱗片があるフジウスタケです。多分。
多分というのは、さらによく似たオニウスタケというのも存在していて、鱗片が大きいのがオニウスタケで小さいのがフジウスタケらしいのです。とりあえずこの鱗片はそこまで巨大でもないからフジウスタケとしました。
これらはきのこらしい形ではないので一般的にあまり知名度がないような気がします。でもきのこ仲間のあいだではアンズタケやウスタケの見た目は大変人気があります。なぜだろう?私もなぜだか好きな部類です。