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寿命を売るなら残り三年
寿命を売るなら残り二年
それだけ残してあの街へ
余った寿命で思い出を漁る
ヨルシカの『詩書きとコーヒー』の一節。
帰り道にきいていた時、ふと思った。
私が寿命を売って、お金を得られるとしたら
どれだけ残して、何をしたいのだろう。
私の寿命を売って、幾ら得られるのだろうか。
そんな価値はあるのか。
ー あると信じたい。
寿命を売るなら、残り3年でどうだろう。
2年じゃ少し足りないけど、
たぶんそれで充分。私は満足できる。
その3年は、沢山の美しいものを観に行こう。
舞台巡り。日本の演劇も好きだけど、ブロードウェイへ行こう。イギリスでLes Misérablesを観るのもいい。
美術館巡り。フランスのルーブルやオルセー、オランジュリー、アメリカのMoma、オランダのゴッホ美術館。
世界遺産や歴史的な建物。ヨーロッパ中世史が好きだし、舞台が好きだから色んなところに行きたい。ノートルダム大聖堂、一度でいいからあのステンドグラスを観たかった…
自然だっていい。モネが描いた庭。オーロラ、満点の星空、流氷。大自然の前では常に人は無力だ。
移動中には、映画や本を沢山観たり読んだりしよう。泣いて笑って、異世界だって旅したい。
一緒に行く人が欲しいな。
常に同じ人じゃなくてもいいから、私がバカしても笑って許してくれる人。
私がふざけられる相手は貴重だ。
3年で足りるだろうか。
足りないかもしれない。
そしたら仕方ないから、
お金を稼ぎつつ日々を生きながら
やりたいことができるように工夫していこう。
私が生まれた意味はここにある。