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次の一歩。

次の一歩って、頭でぐるぐる回るだけで実際に実行に移すって結構ハードルが高い。
でも、昨日の超久しぶりの投稿でも読んでくれて、「すき」を押してくれた人がいるのにかなり驚いて、勇気をもらいました。

今、現役で小学校教員をしています。
長い教師生活のほとんどは支援学級の担任をしてきた。
20年前の「養護学級」時代からやってきた私にとって、今の「特に障害がなくても、少し勉強が苦手かも」で支援学級への入級ができて、やたらと支援学級の児童が多いのには違和感を感じてる。

昨年まで勤めていた学校では、療育手帳がAやB1といった「知的障害」のお子さんを担任してきた。
「知的障害」だと、勉強しなくてもいいとか、勉強はできるようにならないとか、よく言われるが、そんなことはなかった。
確かに時間は少しかかるけど、コツコツとスモールステップで積み重ねていくと、計算や漢字などもできるようになるし、少しできるようになると、本人の能力がどんどん開花して自信を持っていく。
「知的障害は学習できない」と思っている他の先生が見に来て、「えっ、めっちゃ計算はやいんやけど!」とビックリしているときの彼らの「ドヤ顔」を見るのが好きだった。

ただ、学校が変わるとなかなかそういうお子さんに巡り会うことがない。
「知的障害」のお子さんは支援学校に行き、軽度のお子さんが大量に支援学級にいる。

私は、「知的障害」で学習を諦めている人の学習を支援して、その人の人生をより自分らしく生きてほしいと思ったりしている。

このまま、またそういうお子さんに出会う機会が巡って来るのを待って数年後に定年を迎えるか、自分で事業を立ち上げるか。
めちゃめちゃ悩んでいる。
いや、正確には「いつ始めるか」「どうやって始めるか」で悩んでいる。
このままあと数年を学校の教員で過ごしたくはないと思っている。

今まで、いろいろな試行錯誤の上、手ごたえを感じてきた自分の指導を今の生活をしていると忘れてしまいそうなのが怖い。

人生の中で働ける時間の終わりが見えてきたことで、残りの労働時間を納得のいく仕事に使いたいと思い始めた今日この頃です。

夏休みに入り、ゆっくりと考えられる時間ができたので、この夏何かのアクションを起こしたいと考え中。


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