SQLを完全に理解することができたbizdevの話
はじめに
こんにちは!株式会社mikanの宇波と申します。
この記事は mikan Advent Calendar 11日目の記事です。
10日目の記事はRyoさんによる「7年間継続した「振り返り」を振り返る」でした!
SQLを完全に理解した
私は事業開発(Bizdev)というポジションを担当させていただいています。
昨今はBizdevの人はSQL書けて当然でしょの論調がありますが※諸説あり、私はmikanに入社してから正式にBizdevを名乗れるようになりました。
(訳:SQLが少し書けるようになり、簡単な集計・分析ができるようになりました)。
レベル感としては、よくいわれる以下の3つの分類の中では「完全に理解した」レベルにとどまってはいます(タイトル詐欺ですみません)が、それでもメリットが多いなと感じています。
完全に理解した : チュートリアル完了
なにもわからない : その製品が本質的に抱える問題が分かるほど理解が進んでいる
チョットデキル : 開発者本人
この記事では、Bizdevを名乗れるようになるまでに何をしたか、どのようなメリットがあったかを中心に紹介していきたいと思います!
どうやってできるようになった?
私の場合は、次の3つを行き来しました。
1. 座学
Progateに課金してSQLのコースを修了
弊社の福利厚生「教育・語学学習支援」を利用しました!
福利厚生について詳しくは アドカレ1日目 yumaさんの記事に🙌
サービスサイトには、弊社のRyoさんも出演中です!
本を読んだ & わからないことがあったら教科書的に使った
2. 他の人のクエリからデータベースの構造を理解する
実務で使っていくためには座学知識だけでは歯が立たず、実際のmikanのデータ構造(どのようなデータがどこに入っているか)を理解する必要がありました。
データ構造の全体を覚えるのは時間がかかりすぎると感じたため、まずは取り出したいデータを決めてから、そのデータを取り出すためにはどのような指定をすればよいかを他の人のクエリを見て理解しにいくようにしました。
弊社ではBIツールとしてRedashを使っており、基本的に非エンジニアも含めた全社員にアクセス権限が付与されています。出したいデータに近い検索ワードを入れて探してみると先人たちのクエリがヒットすることが多く、そういった環境も強力な後押しになりました。
他の人のクエリをコピペして一部分を変えて実行してみる→エラーが発生→どこがエラーになっているのか考えて修正する、という流れを踏むことで、少しずつデータ構造の理解とエラーが出やすいところの感覚を身につけることにもつながりました。
3. わからないところは先人に教えを乞う
わからないことや不安材料があれば、煮詰まる前に早々に詳しい人に助けを求めました。
mikan Slackには分析まわりの相談チャンネル #analysis -questions があり、助けを求めるとわかる人がよしなに回答してくれます。何度もこれで命拾いをして、お作法的なところも身につけるきっかけになりました。
環境に助けられたところが非常に大きく、こんな理想的な環境に身をおいている方ばかりではないと思うのですが、個人的には他の人のクエリを見ることができる手段を見つけること、相談できる人を見つけることが特に大切かなと思いました!
やってみてよかったこと
1. パートナー企業からいただく数値的な質問への対応がやりやすくなった
出版社さんなどのパートナー企業からプロダクトの数値に関する質問をいただく機会がありますが、自分でクエリ書いて出してみることができる状態だと、その場で可能 or 難しいなどの判断がしやすいので、やりやすさが増しました!
また、使うのは自分のリソースのみなので、所要時間の見積もりも容易になりました。
2. チームのスループット最大化
SQLが満足に書けないときは所属チーム外のできる人にお願いをして出してもらっていましたが、弊社にはデータ分析専門のポジションがないこともあり、できる人にまるっと依頼する = その人のポジション外のことにリソースを割いてもらうことに必然的に繋がってしまいます。また、普段の業務範囲も異なるので、背景を理解してもらうことにも工数がかかってしまいます。
人に頼らずアウトプットを出すことができると、みんなが自分のポジションでの取り組みに集中でき、チームのスループットは当然ですが最大化されます。
3. アウトプットに責任を持てる
最初から最後まで自分が出したアウトプットなので、不明瞭なところもなく解像度も高いし、その後の実行にも責任を持つことにつながるなと感じました。
今後やっていきたいこと
それらしい分析結果を出せたとしても、その結果に解釈を加えるところに自信を持てないケースが多く、まだまだ課題感を感じています。
こちらも実際の分析を進めつつになりますが、統計も勉強していきたいなと考えています!
さいごに
mikan is hiring!
本記事で紹介したように、mikanではポジションを越境して必要なチャレンジをすることができる & 応援してくれる環境があります🍊
積極採用中ですので、興味を持っていただいたら、ぜひ気軽にお声がけください!!