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満員電車と日本人に思うこと

今朝の満員電車でのできごと。

今日はいつにも増して朝の電車は混雑し、人と人の距離がゼロと言っても過言ではないくらい人がひしめき合っていた。

そんな中、途中でベビーカーを押した男性と、赤ちゃんを抱いた女性の4人家族が乗車してきた。
私は壁沿いにいたので道を開けたのだけれど、私の前にいた男性はどこうとしない。
なんとか家族は優先席の方に乗ったものの、女性に優先席を譲る人は誰もいなかった。

その家族たちも先頭車両に乗るとか、優先スペース(車いすとかベビーカーが入れる広めのスペースがある車両)から乗るのもマナーのひとつだとは思ってしまったものの、他の乗客たちももう少し気を遣うことはできないのだろか…

よく、「日本人は新設だ」とか「おもてなし」とメディアで言われることも多いが、私はそうでもないと思っている。

大学生のときにアメリカへ留学したときから強く感じるようになった。
勿論日本人にも親切な人もたくさんいるし良い国だとは思っている。
けれど飛行機や新幹線で荷物を棚に上げることができすに困っていても日本人は助けてくれないことが多いが、日本発の飛行機でも外国の人は何も言わずとも持ち上げるのを手伝ってくれる。

留学中も、手動で開けるガラス戸を開けて待っていてくれるし食堂でも遠くにある食材が取れないと代わりに取ってくれた。
これは「文化のちがい」とか「日本人はシャイだから」とか言い訳にならないと思う。
先日駅のエスカレーターを歩いて降りている妊婦さんらしき女性が前にいたのだが、雨で滑りやすくなっていたのか、足を踏み外して下の方まで転がり落ちてしまった。
めちゃくちゃ驚いて下まで駆け下り声を掛けたところ幸いケガはなかったもののこの状況になっても声を掛けたのは私と私の前にいた少し年配の女性だけだった。
他の人はみんな素通り。

朝の時間帯、心にも時間にも余裕がないのは分かる。
が、先に書いた有事のとき以外にもそれぞれが少しの「相手を思いやる気持ち」に寄り添えば、朝の電車ももう少し快適になると思う。



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