発達相談って難しいよね②
今回の難しさは「相談対応の日程調整」。
当たり前だが、行政保健師は公務員。
平日の決まった時間に働く。
(サービス残業等については一旦無視)
そして、こちらも当たり前だが、住民も働いている。
職業、勤務形態等は色々。働いている。
「共働き」と改めて言葉にする機会もあまりないくらい、みんな働いている。
もちろん、発達相談にやってくる保護者の多くも働いている。
保護者、とくに母親にかけてしまう負担
相談をすすめていく中で、次のステップに進むには何が必要か、
保護者はどうしたいか、どんな支援が必要かなどなどなど
常に考えて考えて考えて考える。
しつこいくらい考える。
考えると、保護者にやって欲しいこと、動いて欲しいことが次々出てくる。
発達検査や知能検査を受けて欲しい。
検査後には必要な支援を受けて欲しい。
子どもとゆっくり関わる時間を持って欲しい。
etc
考えつく方法のほとんどが保護者が休みをとることを前提としてしまう。
つい保護者に過度な期待をしてしまう。
しかも、一度の相談や一度の教室等で終わるわけがないから
定期的に休みをとって来てもらうことになる。
発達相談に前向きな保護者は、その期待に応えてくれる。
ありがたいなと思う一方で、『お仕事大丈夫かな?』っと思ってしまう。
理解のある職場もあるが、そうでない職場も多い。
私の職場みたいに、慢性的な人手不足で休まれると困る時だってある。
でも、原則、平日の勤務時間内での相談対応をしなければいけない。
だから、時間を作ってもらう。
正直、忙しいと「相談対応、しんどいな。」、「またか。」なんて、ふと思いそうになることもあるけど、保護者にとって貴重な時間であることを忘れないようにしたい。
わざわざ来てもらっている。無駄な時間にしてはいけないな。
この日がいかがですか?
一つの例だが、乳幼児健診などで発達の遅れが見つかり、その後の支援につなげる。
繋げ方やつなぎ先は自治体によってさまざまだと思う。
私の勤務する自治体は、まず、多くの場合、平日に面談等をする。
さて、日程を調整しなければいけない。
いくつか候補日をあげ、保護者に提案してみる。
さらっと決まる時もある。
「平日は無理です」とはっきり言われることもある。
「検討して連絡します」と言われ、連絡が来ないこともある。
日程を決め、面談会場を押さえ、準備していても当日現れないこともある。
etc
難しすぎ。日程を決めるのがストレスでしかない。
保護者、関係機関、自分(時には先輩も)全員のスケジュールが合うのは奇跡だ。
だから、そんなこんな、どうしようもなく、土曜日に組むこともある。
しかし、その場合、私の週休2日は崩壊する。
私の週休2日より、子どもの将来の方がよっぽど価値があることは
分かっているけども。
全てはこの子のため。それは、保護者も私たち支援者も同じなんだけどね。
分かっているけども。
むずすぎ。
追記
私の力不足、経験不足もあるのだが、対象が宇宙人に見えることがある。
あちらからしてみれば、私が宇宙人なのかもしれないけど。
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