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【京都レトロ喫茶めぐり⑤】京都で3代続く老舗喫茶@六曜社珈琲店 一階店/地下店

京都のレトロ喫茶店を語るなら、ここははずせないでしょう。
京都三条の三代続く老舗喫茶『六曜社』の創業は1950年(昭和25年)。今は3代目の奥野薫平さんが、父・奥野修さんとともに店舗を分担しながら店を守っています。

『六曜社』は河原町三条の交差点を少し下がった東側にあり、 1950年に地下の店舗から開業。その後、1968年に地上にも店舗を増やし、ネルドリップで淹れるオリジナルブレンドを中心に、街のサロンとして親しまれていました。1986年より京都ではいち早く自家焙煎珈琲専門スタイルが始まり、現在は珈琲豆の販売もしています。

現在は、 一階店「珈琲店六曜社」/地下店「Coffee & Bar」と呼ばれていて、この2店はメニューも営業時間もコーヒー豆の内容も異なります。

経営者一族の物語と、戦後日本のコーヒー店事情は本にもなっています。

息子の薫平さんが営む一階店の営業時間は、8:30から22:30まで。8:30から12:00までは、モーニングもやっています。

豪華客船をイメージして作られたという店内は、カウンター席がなく、すべてソファ席となっています。

モーニングは、トースト(バター or マーマレード)・ゆで卵 or 野菜ジュース・飲みものがセットになっていて、650円。12時までやっているので、東京から朝行っても、モーニングに間に合います。

絵つきでわかりやすい!

隣をふと見たら、常連さんらしき方がチーズトーストにマーマレードをのせて召し上がっていました!そういう頼み方もあるのね。とってもおいしそうでした。

父の修さんの地下店の店内は、テーブル席が3卓とカウンターは14席。地下に降りる階段は秘密基地への入口のよう。

中に入るとクローズドな空間に、さらにドキドキします。

名物は、自家製ドーナツ。外はカリっ、中はふわり。もちろん珈琲とよく合います。

カウンターでは常連さんが新聞を読んでいて、テーブル席ではカップルが仲良くドーナツを食べていました。

手書きのメニューがかわいい!
コーヒー豆の販売もしています

地元の方は、一階派、地下派に分かれているのかしら?コーヒーのお味も違うようだから、それぞれのファンがいるのかな。こういうお店で「いつもの」って言ってみたい。

京都の町中にある、渋すぎるお店でした。

「珈琲店六曜社」一階店/「Coffee & Bar」地下店
京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
電話:一階店075-221-3820/地下店075-241-3026
営業時間:一階店8:30~22:30/地下店12:00~23:00
定休日:水曜
https://rokuyosha-coffee.com/


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