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如意輪観音をめぐる旅③岩船寺

岩船寺(がんせんじ)」は、京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院です。山号は高雄山(こうゆうざん)、院号は報恩院。天平元年(729年)聖武天皇の勅願で行基が建立したのが始まり。

京都府と奈良県の境にある南山城(みなみやましろ)は、奈良・平城京が文化の中心であった時代には、「山背国(やましろのくに)」、つまり山々の背後にあたる場所でした。ですから、南都仏教の影響を強く受けています。

また、「南山城当尾(とうの)村」という名は、この地に多くの寺院が建立され、三重塔・十三重石塔・五輪石塔などの舎利塔が尾根をなしていたことから「塔尾」と呼ばれたことによるそうです。

ご本尊は、平安時代の阿弥陀如来座像。高さ3m近くのケヤキの一本造です。平等院の阿弥陀さまよりも100年以上前に造られたとのこと。その周りを四天王立像が囲んでいます。その脇には、辰年・巳年生まれの守り本尊である普賢菩薩騎象像。

そしてこちらは、秘仏である如意輪観音菩薩、弁財天、羅刹天が時期によって特別公開されます。

☑️秘仏特別公開日
1月1日~1月15日 4月1日~5月31日 10月1日~11月30日

*如意輪観音の写真はこちら↓からどうぞ

こちらの如意輪観音さまは、ちょっと男性的かな。切長の目のくっきりしたお顔立ち。

弁天さまは丸いお顔で、かわいらしかったです。

三重塔
阿字池


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