【京都レトロ喫茶めぐり③】京都の歴史に触れる@フランソア喫茶室
京都のひとり旅。ちゃんとしたお店に行くのはちょっと気が引ける、というときに助かるのが喫茶店(カフェ)です。
サンドイッチやトーストがあれば、十分だったりしますよね?コロナ禍以降、早仕舞いしてしまうお店も増えましたが、探せば夜までやっているお店もあります。
『フランソア喫茶室』は、1934年(昭和9年)開業。京都市内に現存する喫茶店として3番目に古い店です。四条河原町の細い路地をちょっと入ったところにあります。
ありがたいことに、夜10時まで営業しています(フード類のラストオーダーは20:00、ドリンク&ケーキは21:30)。
ということで、こちらのお店に夕方伺いました。
高級そうな外観にひとりで入るのには勇気がいりますけど、お腹が空いているので、躊躇していられません。扉を開けると、赤いビロードの椅子が目に飛び込んできました。
クラシカルな内装と赤い椅子、漆喰の白壁、ステンドグラス、壁にかけられた「モナ・リザ」の複製、そしてクラシック音楽とコーヒー。まさに”喫茶室”です!
おそらく昼間も素敵なのでしょうけど、夕方はライトがついてさらにムーディーです。
案内された席に座って、メニューを眺めます。
ケーキが気になりつつ、ピザトーストとコーヒーをいただきました(今はメニューにないかも…)。
奥のテーブルでは、地元の方でしょうか。マダムたちが語り合っています。ひとり静かにコーヒーを飲み、今日あった出来事を思い返します。
なんと優雅なひとときでしょうか。
戦火を逃れて続いているフランソア喫茶室。ここを訪れたという数々の著名人に思いを馳せ、京都の歴史にふれたような気がします。