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如意輪観音をめぐる旅⑥岡寺
奈良県明日香村にある岡寺。正式名称は、『東光山 真珠院 龍蓋寺』
西国三十三所観音霊場の第七番札所
日本で最初の厄除け霊場といわれています。
創建はおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立されました。かつての日本の首都、飛鳥京の中心地に位置します。
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御本尊は如意輪観音座像。
コロナ前にお参りしたことがあるのですが、このときは如意輪観音にこだわりがなかったのですっかり忘れていました!
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塑造 如意輪観音座像
こちらの如意輪観音は、塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様です。
寺伝によると、弘法大師が日本・中国・インド三国の土を以って造られ、それまで本尊とされてきた金銅如意輪観世音菩薩 半跏思惟像(重要文化財)を胎内に納められ本尊とされたとの伝えも残っているそうです。
本尊の高さは4.85メートル
如意輪観音は、六臂(六本の手)で、片膝を立てて思惟する像容が多いのですが、こちらは二臂(二本の手)で、右手は「施無畏」、左手は「与願」の印を結んで、結跏趺坐をする姿をされています。
*台座部の調査結果から、当初は左足を踏み下げて坐る半跏像であったのではないかと推測されているそうです。
二臂のお姿の如意輪観音像は非常に少なく、西国三十三所観音霊場でも七番岡寺と十三番石山寺の御本尊しかありません。
金銅 如意輪観世音菩薩 半跏思惟像
銅造で31.2cmの小さな尊像。弘法大師が御本尊 塑造 大如意輪観音座像をお造りになられる時にその胎内に納められたと伝わる仏様。
重要文化財に指定されており、現在は京都国立博物館に寄託されており、岡寺には御分身がおられます。
お姿はこちら↓からどうぞ
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