ちょっと異次元を感じる三柱鳥居で有名な『蚕の社』
京都太秦にある「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたま)」
別名「蚕の社(かいこのやしろ)」
名前からして、由緒ありそうな神社ですが、下鴨神社の元ともいわれる、秦氏ゆかりの社です。創建は推古天皇の頃ではないかと推測され、養蚕の技術に優れた秦氏が建立したといわれています。
本殿の東側には、織物の祖神を祀る「蚕養(こかい)神社」(東本殿)があり、「蚕の社」もそれにちなんだ社名とのこと。
「木嶋坐天照御魂神社」という社名は、「木嶋(地名)に鎮座する天照御魂神の社」という意味ですが、ここでいう天照御魂神は、皇祖神である天照大神とは別の神格の太陽神と考えられているようです。
御祭神は
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
大国魂神(おおくにたまのかみ)
穂々出見命(ほほでみのみこと)
鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
というそうそうたるメンバー!
古くから祈雨の神として信仰された神社であり、「元糺(ただす)の池」には京都三珍鳥居の一つ、三柱鳥居があります。
三つの鳥居を正三角形に組み合わせた形が特徴で、中央に組石の神座は、宇宙の中心を表すとか。
3つの鳥居はそれぞれ
下鴨神社、
伏見稲荷大社、
松尾大社
に向いているそうです。
この時期は池に水はありませんが、夏期土用の丑の日には、この池に水が張られ、手足を浸すと諸病によいという庶民信仰があるそうです。
なんとも不思議な。
パワースポットのようです…
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