【稼げるライターになる】自分で自分の価値を下げない、ということ
台風さん、三連休に働かなくていいんですよ????
しょこらるです。
いよいよ本格的に会社を辞める・完全フリーになることに照準を合わせ始めたので、以前よりも報酬額についてシビアに考えるようになりました。
特に最近はココナラでの受注に力を入れているのですが、ココナラは販売額から手数料を22%(税込)引かれて入金されるので、「自分の手元にいくら残したいか」も考慮したうえで価格設定をしなくてはいけません。
こうした背景から、今月に入ってから結構思い切って単価を上げました。専門性の高いことを書いているはずなのに、手数料が高いせいで手元に残るお金が、直接契約の案件よりも低くなってしまっていたからです。
販売額を上げる前よりはお問い合わせが少し減ってしまいましたが、その分営業職で培った提案力でフォローしているので、受注件数は思ったより安定しているかなという印象です。
以前から利用していただいているクライアント様も、定期的にご連絡いただいて執筆をお任せいただけている状況。いつも本当にありがとうございます。
WEBライターって搾取されやすい
執筆料に対してシビアに考え始めると、Twitterで回ってくる初心者ライターさんの受注状況とか、新しいクライアント様を求めてサーチしているときに目にする執筆料に意識が向くんです。
そして最近は、WEBライターって活動するフィールドや自分が書く文章の価値に対する認識を間違えると、簡単に時間と労力を搾取されてしまう立場にあるんだな、ということを強く感じています。
私がよくTwitterを拝見しているライターさんが、「クラウドソーシングを利用しているWEBライターの執筆料の相場ってなんでこんなに安いの?」と嘆いているのを見てから、私の中でのWEBライターへの向き合い方・執筆料に対する考え方が大きく変わりました。
WEBライターとして活動し始めたころは、低単価だろうが何だろうが、まずは実績がないことにはどうにもならないので、文字単価0.4円の仕事から始めました。
数か月間継続でお仕事をもらえていたので、お仕事がどのように回ってきて、どれくらいのペースで執筆して、いつのタイミングで執筆料をいただけるのかということを感覚的につかむのには、いい手段だったと思っています。
システムを利用する事で、せっかく書いたのに報酬が支払われないという心配もしなくてすみますしね。
でも文字単価0.4円ということは、クラウドソーシングの手数料を引くとほとんど手元に残らないんですよ。
3,000字書いて1,200円、さらに手数料引いたら960円。
1時間に書ける文字数が1,000字だとして、1時間当たり320円。
は?????????????
って感じじゃないですか?
計算しながら「は?」って言っちゃいましたもん。
文字単価1円の場合。
初心者ライターさんで「文字単価1円」って聞くと「やったー!」って思う人も多いと思うんですけど、それ感覚麻痺ってます。過去の私のように。
3,000字書いて3,000円、手数料引いて2,400円。
1時間で800円計算。
いやいやいやいや
田舎の高校生のバイト代の方が高いですよ。
久しぶりにクラウドソーシングで案件検索したら、そんな文字単価の案件であふれていて驚きました。
そりゃクラウドソーシングは初心者がやるものって言われても不思議じゃないですよね……
ちょっとでも実績ができたら次に進んで欲しい
もちろん本当に最初のうちは仕方がない部分もあります。
クラウドソーシングってベテランライターもたくさんいて、その中から選んでもらってお仕事をもらわないといけないので、評価や実績がツルツルの状態で「私書けます!!!!」っていったところでお仕事をもらえる確率は低いんですよね。
「書けるかどうか」云々の前に、「この人に仕事を依頼したらちゃんと最後までやってくれるか」の判断ができないからです。実際音信不通になるライターも少なくないって聞きますし。
なので、最初はある程度は仕方がない。
「ちゃんとホウレンソウできます!」ということを示すためにも、MAXの評価は2~3こつけておきたいので。
でもそれが終わったら次に進んでいいです。むしろ進んでください。
もし操作方法とか、レギュレーションとか納期とか、心配なことがあれば聞けばいいんですよ。
わからないことがあれば質問すればいいんですけど、わからないことが出てくる前に「私初心者なのでわからないことばっかり(かも)」で動かない方がいい。
始めたばかりでわからないことが多くても、お金をいただいて文章を書いている時点で「プロ」なわけで。
「経験の浅さ」を「自分がプロ意識を持たないことに対する言い訳」にしないほうがいいです。
言い訳をすればするほど収入アップが遠のきます。
もっと自分の文章に自信を持っていい
私がどうしてこのnoteを書いたかというと、私自身が自分の文章を過小評価していたところがあったからです。
「目を覚ませ!」と言えるのは、私も過去に文字単価1円の継続案件をいただけたときに小躍りした経験があるから。
今なら言えます。
過去の自分、目を覚ませ。
普段私は不動産関連の記事を頻繁に書いていますが、不動産は専門性が高いこともあり、多ジャンルの記事を書いているライターでは執筆が難しい分野です。
不動産業界に7年もいると、こうした専門的な知識も「知ってて当たり前」になってしまうので、「宅建を持っているからといってそんな大したことじゃ……」と思っていました。
でも実際は決してそんなことはなく、むしろ宅建を持っていたり、不動産業界での実務経験があるライターというのはすごく重宝されるんです。
しかも私の場合は「わかりにくいことをかみ砕いて説明するのが得意」という、自覚していなかった特技もあるようで、それらがちょうどいい具合に相まって、今では当初自分が思っていたよりも記事単価をいただけるようになっています。
自分が持っている知識の専門性であったり、自分が書く文章の特徴・魅力であったりを、もっと早い段階でわかっていたら、売り上げが伸びるのももう少し早かったのかな?とも思います。
なので、これを読んでいる人で執筆料がなかなか伸びずに悩んでいる人は、一度立ち止まって、自分の専門性と自分が書く文章と向き合ってみて欲しいです。
そうするともしかすると、すでにお付き合いのあるクライアントに執筆料の交渉ができるかもしれませんし、できない場合でも、もっと自分の文章の価値をわかってくれるクライアントに巡り合えるかもしれません。
「文章の価値」を伝えるのは難しい
WEBライターは「文章を書く人」ってひとくくりにされがちです。
しかも今は、ちょっとインターネットで検索するだけで文章があふれているような時代なので、文章が持つ価値の認識を共有するのってすごく難しいんですよね。
だからこそ、ライター側が自分の軸を持って、自分の文章に対して自信をもってお仕事していかないと「WEBライター」という存在自体の価値がどんどん下がっていってしまうように思います。
そんなの嫌だ。
どうか、自分の文章を安売りしないで欲しい。
今回のnoteはちょっと愚痴みたいになってしまいました。
決して駆け出しのWEBライターとして頑張っている人を貶したいわけじゃなくて、やる気搾取に合わないように気を付けてねっていうことを言いたかった。
みんなもっとお金もらっていいですよ。
だって色々調べて、書いて、修正して、レギュレーションに合わせて、人によってはWordPress入稿までしてるんですよ。なのに1時間で稼げる金額が1,000円以下っておかしくないですか?
「文字単価高いところに応募しても契約してもらえない!」という人は、提案文に問題があるか、プロフィールが不十分が、ポートフォリオをちゃんと準備できていないか、どれかだと思います。
これに関してはまた書きたい。
スキとフォローとコメントはお気軽に。
こんな大口叩いていますが、私自身も、もっと執筆料もらってもいいと思うんです。
だって宅建とるの大変だったし、業界歴7年あるし、宅建士歴も6年目だし。
今の目標はもっと金融とか投資の知識をつけて、不動産投資関連の記事をスラスラかけるようになること。不動産投資系の記事は書ける人が多くないので、情報を網羅した記事をしっかり書けるライターは重宝されるんです。
自分の価値を知るのと同時に、自分の価値を上げる努力もしましょう。
しょこらるでした。