「やりたいこと」が「やらないといけないこと」になってしまう
今朝偶然見たYouTubeで、メンズフィジーク(ボディビルみたいなもの)のプロの方が口にしていた言葉です。
これを聞いてハッとしました。
私が今取り組んでいる・取り組もうとしていることは、「やりたいこと」ではなく「やらないといけないこと」になってしまっているなと。
2ヶ月で約4キロ落とした2年前。
その頃の私のモチベーションは、夏のイベントに向けてダイエット宣言をしたドラマーでした。
大好きなバンドのドラマーが、ビーチサイドのLIVEイベントで脱ぐために、減量と筋トレを始めて、「よーし!私も!」と便乗したのがきっかけ。
自分なりにフィジーク選手の食事を研究したり、運動の頻度を増やしたり、サプリメントやプロテインを取り入れたり。
思ったように間食できないとか、好きなお酒もほとんど飲めないとか、我慢することも多かったですが、それ以上に頑張っている自分が可愛く思えたし、何より少しずつスッキリしてくるお腹周りや二の腕を触るのが楽しみでした。
あれから2年経って、減量前に比べたら全体的に筋量も増えたし、多少食べすぎてもすぐに元に戻せる、太りにくい体にはなったように思います。
でも、減量直後の引き締まった体はどこかにいってしまいましたし、運動の頻度も減ってしまって、減量成功した時の「私かわいい!」って感覚がなくなってしまっているんです。
「やばい、痩せなきゃ」
「お腹がふわふわしてきた、醜い」
「食べる量減らさなきゃ、運動しなきゃ」
「でもあれも食べたいこれも食べたい」
「友達はお酒飲んでる、羨ましい」
最近の私の頭の大半は、食べることと痩せること、お腹周りのお肉のことに支配されていたんです。
そんな、下手したらダイエット鬱(と私が命名しました)一歩手前の私が出会ったのが、冒頭のYouTube。
減量と筋トレをすれば体が変わる。
どんどん変わっていくのは楽しい。
そこで気づいたんです。
今の私の減量が上手く進まない・続かないのは、ネガティブな理由で減量しているからだということに。
2年前の私は「自分が好きな体型でイベントに行くこと」というワクワクがモチベーションでした。
痩せた自分に会うのが楽しみだったんです。
でも今はそんなワクワクはなくて、「太ったから痩せなきゃ」「醜いから絞らなきゃ」という思考回路。
「やりたいこと」じゃなくて「やらなきゃいけないこと」になってしまっているんじゃないかなって。
仕事でも遊びでも、「こうしなさい!」って命令されたら誰だってやる気なくしますもん。
減量だって、例え相手が自分だったとしても、「太ったから痩せなきゃ!」って頭で行動してしまっては、そりゃーやる気もなくなります。
だから、ちょうど4月という新年度を迎えるタイミングですし、少しずつ考え方を軌道修正していきます。
ふわふわのお腹は「痩せなきゃ」じゃなくて「頑張ればすごいビフォーアフターが見られる」とも考えられますよね。
家でお酒を飲まなかったら、浮いたお金で夏フェスのスペシャルなご飯やお酒を楽しめます。
そして去年はなかったけど、もしかしたら今年またビーチサイドのイベントがあるかもしれない。そこで自信を持って減量の成果を発揮できるかもしれない。
YouTubeの動画を見てから思いつきで書き始めたんですが、なんだかワクワクしてきました。
ちなみにこの「やりたいことの義務化現象」は仕事面にも起きてしまっていまして......
基本的に断るのが苦手なのと、去年夏頃に仕事がガクッと減ったトラウマもあり、来る仕事来る仕事、ほとんどすべて引き受けていたんですね。
文章を書くことが好きで始めたWebライターが、だんだん義務になっていることに薄々勘づいていてはいました。
不動産は好きだし、リサーチも好きだし、自分の文章に愛着があるのでどの案件も丁寧にこなすようにはしています。
だからこそいただけるお仕事も増えてきて、求められるクォリティーも高くなってきて、もっと頑張らなきゃ、スケジュールキツイけど今のうちに頑張らなきゃ、って気持ちになっている自分がいる。
でも、これも減量と同じで、やる理由がズレ始めてる。
私がライターを続けているのは「やりたいから」であって「やらないといけないから」ではないんですよね。
これからも長くお仕事を続けていくためにも、長くご愛顧いただくためにも、楽しい人生のためにも、「やりたいことは何か」を意識するくせをつけたいなと思いました。
そのためには断る勇気も持たなくては……
久しぶりのnote更新は、自分の「やりたいこと」と「やらないといけないこと」についてでした。
みなさんも自分に対して無意識に義務を課してませんか?
一度きりの人生、「やりたいこと」で満たしたいですね。
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