見出し画像

コンビニの棚で、世界的ショコラティエと最高位茶師が、抹茶に贅を尽くしている。

✴︎✴︎ この記事は平均2分で読めます(800字)

バレンタインシーズンに突入した今季、サロン・デュ・ショコラを始め、各百貨店で高級ショコラが飛ぶように売れております。行列やら整理券やらで大変なことになっていますが……

幸い、ゆるりと行けるご近所のコンビニにも、なかなかクオリティの高いチョコレートが並んでいるんですよ。

今回、セブンイレブンにて、おっと私の目を惹いた期間限定の、特別な二つのプレミアム抹茶チョコをご紹介しますね。

ひとつめはメルティキッス〈口切り抹茶〉
パリを拠点に活躍する日本人パティシエ、青木貞治氏の監修です。青木氏は最高技術を持つパティシエだけに許されるルレ・デセールの会員で、フランス、日本、アジアと国際的に活躍されている洋菓子の達人です。


青木氏が選んだのは、香り高い西尾産の〈口切り抹茶〉
春先に詰んだ新茶を壺に閉じこめておき、秋まで寝かせ、抹茶特有の苦味を和らげるというもの。これを優しい味わいのホワイトチョコレートに練り込み、可憐なメルティキッスに仕上げました。

さて、対するは日本の最高位茶師、酢田恭行氏。
全国茶審査技術競技大会において、最高位である十段を取得。伝統製法や技法を追求し続ける達人です。


酢田氏がタッグを組んだのはガーナチョコレート。高級手摘みの玉露を贅沢に使用し、お馴染みガーナミルクを芳醇な玉露のトリュフに仕上げました。

2人の達人が選んだ、対照的な抹茶。
ご覧の通り、中身をイメージしたパッケージまでも対照的。フランスと日本。白と黒。

淡雪をはんなりと思わせる サダハル アオキ パリ。
玉露の芳醇さを思わせる 最高位茶師 酢田恭行。

どちらも抹茶。
どちらも捨てがたい。

私はその時の気分に合わせてチョイスします。
優しく癒されたいならメルティキッス。
玉露の力強い覚醒を求めるときはガーナトリュフ。

こちらの二つを食べ比べるならば、噛まずに、ゆっくり口中でとろかすことをおすすめします。後味の余韻までもがきっちりと計算され尽くしていますから。





いいなと思ったら応援しよう!