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チョコレートを食べる時の禁句


こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。
1ヶ月に2キロのチョコレートを食べてもスタイルキープしています。


さぁ、バレンタインシーズン真っ盛り。
魅惑的なショコラがキラキラと街中に溢れかえっています。美味しいチョコレートを頂く機会も多い季節ですね。


さて、チョコレートを食べる時に言ってはいけない言葉があります。

それを口にしたとたん、チョコレートが味気なくなってしまう。

それを口にしたとたん、一瞬で興醒めになってしまう。


さぁ、何だかお分かりでしょうか?





チョコレートが味気なくなって、
興醒めしてしまう言葉。


それは













お金がない🤫です。





(あ、別に言っても構わないんですけどね……)

でも確実に、チョコレートも自分をも貶めてしまいます。



チョコレートって、分かりきっていることだけど、高価な食べ物です。スイーツの中でも特権的な存在です。

歴史を見れば今から500年以上も前、14世紀のアステカ王国では皇帝の飲み物だったし、中世ヨーロッパでは王侯貴族のみに許された贅沢品でした。

映画『マリー・アントワネット』より
ソフィア・コッポラ監督


だからこそ!
特別な贈り物に相応しいスイーツなのです。

だからこそ!
愛を込めるのに相応しいスイーツなのです。

だからこそ!
バレンタインに相応しいスイーツなのです。


チョコレート好きの友人がいます。彼女とは年に数回ですが、チョコレートショップのサロンでお茶したり、催事のチョコレートを買いに行きます。素晴らしい味覚の持ち主で、チョコレートの蘊蓄も豊富。一緒に食べると勉強になります。


チョコレートって、なんて美味しいんだろうと、その豊かな味の変化や余韻を感じることができます。


……彼女がこの言葉を口にするまでは、ですけどね。



私、お金がないの。



???



お金がないけど、無理してチョコレートを買って食べているってこと? 

それとも、チョコレートが高級過ぎるってこと?


お金はあります。
高いにしろ安いにしろ、チョコレートを買うお金はあります。だから今、こうやってチョコレートを味わうことができているのです。


毎回、その言葉が彼女の口から出てきて、なんだか急に風船がしぼんでしまったように感じさせられます。

パクっとではなく、チビっとチョコを食べなければならないように感じさせられます。


それに気づいてからは、私は彼女とのチョコレートシェアを控えることにしました。


チョコレートを頂ける幸せ。
私たちはとても恵まれています。

その言葉を言ってしまったならば、今この瞬間の幸せをも掻き消してしまいます。


そしてチョコレート女子のプライドとしても、それは言わないで欲しい。むしろ、その幸せに相応しい自分になろうと信じて欲しい。


お金はあります。
予算もあります。
チョコレートを買った時、こう思ってください。


私には幸せがある
、と。



そう思うだけで、私たちは皇帝にも王妃にもなれるのです。



お読み頂き、ありがとうございます。
カカオ豆の値段が高騰している中、チョコレート全体が値上げしていることも事実です。


だからこそ、じっくりと味わってください。チョコレートはお金で買えるささやかな幸せだということを。


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