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疲れが取れないのは“寝方”のせい?ベスト睡眠ポジション

疲れ気味だけど「寝ればOKでしょ」と思っているあなたへ――実は“寝方”をちょっと変えるだけでも朝のスッキリ感が大きく違うかもしれません。ぜひ読んでみてください!

寝る姿勢ってそんなに大事だったの?

寝姿勢が変わると、睡眠の質も変わるらしい

寝るときの姿勢って意識してますか? 「うつ伏せじゃないと落ち着かない」「仰向けで大の字になるのが楽」など、好みがあるかと思います。
でも実は、「姿勢次第で睡眠の深さが変わる」という研究があるんです。体に合わない姿勢だと、夜中に何度も起きてしまって、深い眠りやレム睡眠を邪魔してしまう可能性が…

  • 体に合わないマットレスで腰が沈みすぎるとか、首に合わない枕で寝返りしまくるとか…。

  • いびきが増えて睡眠が分断されると、朝起きて「なんか眠い…」「頭がボーッとする…」なんてことになりがち。

せっかく眠っているのに、体にムリをさせていたらもったいないですよね。寝方を整えてあげると熟睡感がUPする可能性大、というわけです。

血行・リンパ・内臓にも微妙に影響

寝姿勢は血の巡りやリンパの流れ、さらには内臓の位置なんかにも関係しています。

  • 妊娠中の方は仰向けに寝ると下大静脈を圧迫しやすく、血圧やめまいのリスクが高まるため「左向きで寝るのがいい」なんて話はよく聞きますよね。

  • 横向きに寝ると、気道が確保されていびきが減るかも…など、いろいろ利点があったり。

動物実験では「横向きで寝ると脳の老廃物が排出されやすい(かも)」という報告も。まだ研究途中だけど、もしこれが事実なら脳の健康にも関わるかもしれない…なんだかすごいですよね。

姿勢と呼吸:いびきをする人は要チェック

仰向け派は舌が落ちやすい?

仰向けに寝ると、舌や軟口蓋が重力で喉側に落ち込みやすい…と聞くと、いびきのイメージが湧きますよね。睡眠中に気道をふさぎがちで、結果「うるさいいびき→眠りが浅くなる」という負のループに。

  • もし無呼吸症候群(いびきがひどい、日中の眠気が強いなど)を疑う場合は、「横向き寝」の練習が役立つかも。

  • うつ伏せも喉は確保できるけど、首や背中への負担が大きいなどのデメリットがあるので要注意。

横向き寝の救世主感

寝る姿勢の中でも“横向き”が最も無呼吸を軽減しやすいらしいんです。重力のおかげで舌が喉奥に沈まないので、気道が開きやすいんですね。

  • いびき問題で悩む人の中には「仰向けを防止する枕」や「寝返り防止パジャマ」(背中にテニスボールを入れるなど)でむりやり横向きにさせるケースも。斬新ですが、効果がある人もいるとか。

肩こりや腰痛は寝方が原因かも?

仰向けはラク? でもマットレス次第で変わる

仰向けって本来は背骨が自然なS字カーブを維持しやすい姿勢(立っているときのように)と言われますが…

  • マットレスが合わないと:腰が沈みすぎて、妙な“く”の字になって腰痛を誘発。

  • 逆に硬すぎると:腰が浮いて背中に隙間ができ、これもまた腰に負担。

バランスよく支えてくれる中硬度くらいのマットレスだと、朝起きても「背中が楽!」と感じる人が多いかもしれません。

うつ伏せは首や腰がピンチ?

「うつ伏せじゃないと寝付けない」という方はいるけど、これがけっこう曲者。

  • 首を強く横にひねるので、頸椎(首の骨)への負担が大きい。

  • 腰も反りやすく、腰痛の原因になる場合が…。

  • ただ、気道が確保しやすくいびきをかきにくい利点はあるが、長期的にはあまりおすすめされない姿勢。

もしうつ伏せ派の人は、低い枕や骨盤下にクッションを入れて首と腰のカーブを抑えるなど工夫が必要です。

横向きで寝るならクッションを使え

横向き派は「肩や股関節に負荷がかからないか」がポイント。

  • 下になる肩が痛い、腕が痺れる…→ マットレスが硬すぎるかも。

  • 上半身だけひねってうつ伏せみたいになると腰がねじれ、これは腰痛の原因に。

  • 対策: 膝の間にクッションを挟むとか、抱き枕を使うなど、体が捻じれない姿勢をキープすると比較的楽。

寝姿勢ごとのメリット・デメリット

  1. 仰向け

    • メリット: 背骨が自然に保たれやすい、顔にシワがつきにくい、体圧分散しやすい。

    • デメリット: いびき・無呼吸になりやすい、妊婦さんには不向き。腰や首へのサポートが不十分だと逆効果。

  2. 横向き(左向き or 右向き)

    • メリット: いびき減、無呼吸予防、消化にもGOOD。妊婦の場合、左向きが推奨される(血流の確保)。

    • デメリット: 片側に体重が集中→ 肩や腕が痛くなりがち。 マットレスが硬いと肩がつらい。背骨のねじれにも注意。

  3. うつ伏せ(腹ばい)

    • メリット: 舌が喉に沈まないのでいびきしにくい。

    • デメリット: 首・腰への負担大。呼吸しづらい、顔が圧迫される。長期的にはあまり推奨されず。

  4. 胎児型(横向きで丸まる)

    • メリット: 腰痛がある人に楽な姿勢になりやすい。安心感がある。

    • デメリット: 丸まりすぎると呼吸が浅くなる、首や肩に力が入ってしまう。

症状別に“この姿勢が合うかも”という話

腰痛がある…どうすれば?

  • 仰向け派なら、膝下にクッションを入れて腰の反りを抑えるのがおすすめ。

  • 横向き派なら、膝の間に枕を挟む。 これだけで「朝、腰が痛い」状態が改善するケースも。

  • うつ伏せは基本NG。ただ、どうしても腹ばいじゃないと寝られないなら、腰の下に薄いクッションを入れて腰の反りを軽減するテクも。

いびき or 無呼吸症候群がツラい

  • 横向きが鉄板です。「仰向け禁止パジャマ」みたいな特殊グッズもあるくらい、横向きで気道を開けるのが有効。

  • 無呼吸が疑われる場合は、ひどい場合は医療機関の受診も大事だけど、まず姿勢改善で軽減するケースは多いみたい。

胃酸逆流しやすい人

  • 左向きが良いと言われてます。胃の向き的に、左側を下にすると胃酸が上がりにくいとのこと。

  • 仰向けで平らに寝るのは逆流性食道炎持ちにはツラいかも… 頭を高くするなどの工夫が必要です。

妊娠中の人は特に注意

  • 左向きが基本。仰向けだと子宮が血管を圧迫しやすくリスクに。

  • 産科医によっては「右側が楽な場合もある」と言われるけど、一般的には左側臥位推奨とされています。

寝具の選び方が肝心

枕:高さは姿勢別に違う

  • 仰向け → 中くらいの高さ。背骨が一直線になるように。

  • 横向き → 肩幅ぶん高めが必要。肩と首の隙間を埋められる枕を。

  • うつ伏せ → 低め or ほぼ無しが理想。首を捻るリスクを減らすため。

マットレス:硬さがポイント

  • 中硬度が多くの人に無難(硬すぎると圧が一点に集中、柔らかすぎると沈みすぎ)。

  • 仰向け → 腰が浮かず沈まず、ちょうどいいバランスのものを。

  • 横向き → 肩やお尻が程よく沈むややソフトめが◎。

  • うつ伏せ → 体重で沈まないようやや硬め。

試し寝できるショップで「横向きになったとき肩が痛くないか」「仰向けでも腰が浮いてないか」などチェックすると良いですね。「高い買い物だからこそじっくり寝てみる」が大事です。

あなたの“寝方”をちょい改善、翌朝がぐっとラクになるかも

  • 自分の寝姿勢が、疲れを増幅させていないか振り返ってみよう。

  • 「仰向け派」「横向き派」「うつ伏せ派」…何がベストかは体質や悩み(腰痛、いびきなど)で異なる。

  • 寝具が合っていないと、どんな姿勢でも辛い。 枕やマットレスを見直すだけで「朝の疲れ」が吹き飛ぶ可能性がある。

  • 特定の症状(いびき、胃酸逆流、妊娠中など)には姿勢変更が非常に効果的。

20~30代は仕事もプライベートも忙しくて、寝る時間自体が少なくなりがち。でも、短い睡眠でも「質」が高ければ、朝のスッキリ感や日中のパフォーマンスは大きく変わります。ぜひこの機会に、自分の睡眠姿勢と寝具をチェックしてみてください。いびき予防に横向きを取り入れたり、腰痛の人は枕やクッションを使って仰向けを快適にしたり…ちょっとした工夫で「起きたとき体がラク!」と感じられたら大成功です。

寝具体験談

ここからは私自身の寝具事情をちょっとお話しますね。

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