5月22日(金)*2歳3ヶ月
ヨドバシカメラに行きたくて、ムスメとふたり、ふらりと街へ。
そういえば、今年はもう数えるほどしかベビーカーに乗っていない。
歩きはじめて1年と少し、歩ける距離も伸びたもんだと思わず感心してしまう。
付き合ってくれたご褒美に…とムスメのすきなオモチャ屋さんに立ち寄るも、案の定「帰らない!」とゴネゴネ。
あぁはじまった。だから面倒なのよね。
――妖怪ウォッチ、はじまっちゃうよ!
わたしが言うと
「でぃーぶいでぃーかりればよくない?だいじょうぶ!」
とムスメ。
現代っ子め。TSUTAYAレンタルで味をしめたな。
交渉の結果、帰り道のアイスで手を打つことに。
お店の前の椅子に座り、アイスを分け合って食べる……つもりが、
「これはわたしのだから!ママちゃんはちがうのかいなさいよ!」
と。
友達相手には分け合いたがるのに、わたしが相手だと途端に強欲である。
同じく椅子に座ってアイスを食べる知らないお姉さんやサラリーマンに、
「アイスって、ほんとうにさいこうですよね!」
と話しかけながら、ひとりアイスを堪能。
すっとさりげなくスプーンでつつこうものなら
「これはわ・た・し・の!でしょ!ママちゃん!手はおひざ!」
と。きつすぎて涙が出る。
帰り道、少し人が多いのでムスメを抱っこ。
重くなったし、大きくなった。
わたしの首にしっかりと腕をまわして「ママちゃん、やっとつかまえた」と笑うムスメ。
赤ちゃんのころ、ぺたんと体を預けるのを嫌がり、手をつっかえ棒のようにする癖があったことを思い出して、少しだけ、じわり。
「やっとつかまえた」はこっちのセリフよ、と思いながら、ほんの少し切なくなった。
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